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1986 年度 実績報告書

ハボロハナカセキと被子植物の起源に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61304005
研究機関千葉大学

研究代表者

西田 誠  千葉大, 理学部, 教授 (40009428)

研究分担者 植田 邦彦  大阪府立大学, 総合科学部, 助手 (60184925)
西田 治文  国際武道大学, 体育学部, 助手 (30164560)
角野 康郎  神戸大学, 教養部, 助手 (90127358)
山下 貴司  お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (50011606)
田村 道夫  神戸大学, 理学部, 教授 (00029646)
研究概要

西田誠および西田治文は北海道の白亜系から得た数個の果実,種子,球果について目下研究中であり、またハボロハナカセキをモニミア科に近縁の植物として連載中である。
田村道夫は、沖縄および徳之島で採集した多心皮類、特にツヅラフジ科、およびニューギニアのトリメニア科、ヒマンタンドラ科、モニミア科の花のプレパラートを作り、研究中である。
山下貴司はツユクサ科とイネ科の胚の比較発生、特に主根と根鞘の発達について研究、1982年7月、ベルリンの植物学会において発表予定であり、さらにラン科、特にサギソウの胚と幼植物の無菌培養により、地下器官の比較発生、1年目の塊根の発達と茎頂の移動を観察、1982年8月の国際着生植物シンポジウムにおいて発表予定である。角野康郎は、多心皮類の中でも、子房下位から子房上位の種までを含むスイレン科各属において、開花習性と訪花昆虫を調査し、花の形態と訪花昆虫グループとの関係を検討した。また原始的被子植物の受粉に関連する文献を検索した。
植田邦彦は、原始的被子植物が集中するアジア〜オセアニア地域についての植物地理学的解析を行い、まとめた論文を投稿中である。また、多心皮類における胚珠維管束の走向の分析を行い、まとめつつある。
岡本素治は、尾状花序群のブナ科の花序の発生形態学を研究、ブナ科はエングラーの体系でいわれているほど原始的な群ではないが、マンサク科から由来したと考えるほど派生的でもない、という結論に達した。結果は目下、論文作成中である。

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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