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1986 年度 実績報告書

神経ペプチドの構造活性相関と伝達機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61304043
研究機関広島大学

研究代表者

鬼頭 昭三  広島大, 医学部, 教授 (00010140)

研究分担者 松尾 寿之  宮崎医科大学, 教授 (50028685)
高木 博司  京都大学, 薬学部, 教授 (60025674)
大塚 正徳  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (60013801)
矢内原 昇  静岡薬科大学, 薬学部, 教授 (80046250)
中嶋 暉躬  東京大学, 薬学部, 教授 (50012597)
キーワードソマトスタチン / マストパラン / サブスタンスP / ニューロキニンK / VIP / エンケファリン / ネオキョートルフィン / ニューロメディン
研究概要

1.ラットの海馬、大脳皮質のhomogenateを用いてカルバコール/[3H]-QNBのinhibition実験を行ない、これに対するソフトスタチンの影響をGTPの存在下、あるいはIAP,NEM処理の条件下で観察した。(鬼頭)
2.マストパランのtruncated peptidesの合成を行なった。(中嶋)
3.モルモットやラットの消化管標本を用いてサブスタンスPやニューロキシンKなどの作用を構造活性相関の立場から解析した。(金澤)
4.脳各部細胞膜を用い、各種VIP,PHI誘導体の結合能と生理活性の関係を検討した。またこれら誘導体の化学合成を行なった。(矢内原)
5.新生ラットの摘出脊髄一尾標本においてカプサイシンを尾に適用して侵害電位をおこし、これに対するエンケファリン,ダイフルフィンの効果を調べた。(大塚)
6.肝や脳のcytosol中のPPPase活性に対するソマトスタチン及びそのフラグメントやアナログの影響をその構造活性相関の立場より検討した。(小川)
7.マウス脳を用いGABAアゴニストやアンタゴニストがネオキョートルフィンの鎮痛作用に及ぼす影響を調べた。(高木)
8.免疫組織化学により同一切片上での神経ペプチド共存を光顕及電顕レベルで観察するための方法を開発した。また同時に逆行性トレーサーと免疫組織化学法を組み合わせた方法を開発し、神経活性物質の共存及びそれら含有ニューロンの投射路の一部を同定した。(遠山)
9.ラット脳内のニューロテンシン,VIP,エンドルフィン,ソフトスタチン,CRFの分布をRIAと免疫組織化学により、またそれらのレセプターの分布や特性をRRAにより明らかにした。(斉藤)
10.カルシトニン遺伝子関連ペプチドの循環面,代謝面などでの薬理学的,生理学的解析,活性測定系を確立した。(鎌田)
11.これまでに単離・構造決定したニューロメディンB,C,K,L,M,Nについてこれらの役割を明らかににするため、これらとその受容体分布を調べた。(松尾)

  • 研究成果

    (24件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (24件)

  • [文献書誌] Kito,S.: Acta Histochemica.Cytochemica.19. 711-718 (1986)

  • [文献書誌] Kito,S.: Neurology,Proceedings of the XIIIth World Congress of Neurology. 477-486 (1986)

  • [文献書誌] Miyoshi,R.: Japanese J.Pharmacology. 40. 291-296 (1986)

  • [文献書誌] Miyoshi,R.: Brain Research. 377. 348-350 (1986)

  • [文献書誌] Kimura,S.: Neuropeptides.

  • [文献書誌] Nakajima,T.: Biopolymers. 25. 115-121 (1986)

  • [文献書誌] Yanaihara,C.: Peptides. 7. 83-88 (1986)

  • [文献書誌] Yanagisawa,M.: Neuroscience Letters. 70. 278-282 (1986)

  • [文献書誌] Garcia-Arraras,J.E.: Brain Research. 379. 188-191 (1986)

  • [文献書誌] Ueda,H.: Life Sciences. 38. 2405-2411 (1986)

  • [文献書誌] Kubo,T.: Nature. 323. 411-416 (1986)

  • [文献書誌] Ueda,H.: Biochem.Biophy.Res.Communication. 137. 897-902 (1986)

  • [文献書誌] Takayama,H.: Regulatory Peptides. 15. 239-248 (1986)

  • [文献書誌] Matsuyama,T: Brain Research. 372. 205-213 (1986)

  • [文献書誌] Hayashi,Y.: American J.Physiology. 123. 251-255 (1986)

  • [文献書誌] Kameyama,K: J.Exp.Med.33. 13-20 (1986)

  • [文献書誌] Lee,Y: Brain Research. 382. 392-394 (1986)

  • [文献書誌] Sasaki,H.: Hepatology. 6. 676-681 (1986)

  • [文献書誌] Kito,S.: "Recent Research on Neurotransmitter Receptors" Excerpta Medica, 107(82-93) (1986)

  • [文献書誌] 鬼頭昭三: "ホルモンと神経伝達物質" 朝倉書店, (1986)

  • [文献書誌] Kimura,S.: "Neuroendocrine Molecular Biology" Plenum Publishing Corp., (135-145) (1986)

  • [文献書誌] Otsuka,M.: "Substance P and Neurokinins" Springer-Verlag, (1987)

  • [文献書誌] Tohyama,M.: "Peptides and Neurological Disease,Progress in Brain Research vol.66" Elsevier, 380 (1986)

  • [文献書誌] Sato,M.: "Kindling 3" Raven Press, (319-331) (1986)

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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