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1986 年度 実績報告書

CAD/CAM用ソリッドモデルのCSGデータ標準化のための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 61460090
研究機関北海道大学

研究代表者

沖野 教郎  北海道大学, 工学部, 教授 (30001093)

研究分担者 城間 祥之  北海道大学, 工学部, 助手 (90113571)
斉藤 たつき  北海道大学, 工学部, 助手 (10001265)
嘉数 侑昇  北海道大学, 工学部, 助教授 (60042090)
キーワードCAD / CAD / CAM / CSG / SOLID MODEL
研究概要

本研究の目的は、最近必要性の高まっているCAD/CAM用リソッドモデルのデータ標準化の課題に貢献することである。最終的には国際的に提案するソリッドモデルのCSG(Constructive Solid Geometry)データの標準化案を作成する。
本年度はその初年度で、次の各項目について検討を進めてきた。
(1)すでに公開されているいくつかのソリッドモデルについて、そのCSGの表現方式の仕様を調査した。その結果、形状要素(Primitive)については類似性が強く、16種ぐらいのパターンに帰着することが分った。構造についてもボトムアップ型トリー構造が基本であり、和、差、積の集合清算によって組み合わせることも共通している。
(2)唯一定義法に制限した場合のプリミテイブとデータ構造について、種々な可能性を検討し、出来る限り従来の定義法をカバーするような方式について一応の決定を見た。プリミテイブは平面、円筒、直方体、球、円錘(円錘台)、四角錘(四角錘台)、だ円柱、放物曲面柱、自由曲面体を基本とし、これを組合せられるようにすると共に、エレメント、セグメント、マクロ、パートの階層構造を採用した。これらは今後検討を続ける予定である。
(3)CSGデータ構造の定義の唯一性を保証するために必要な同一面問題について検討した。
(4)CSGからB-Reps(Boundary Representatieris)への変換問題について研究した。すなわち、CSGの標準化問題はその定義の唯一性保証と関連してB-Repsへの変換問題と深く関連している。
(5)CSGからCSGへの相互変換問題についても検討し、B-Repsヘの変換とともに簡単なプログラムを作成した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 城間祥之: 精密工学会誌. 53-2. 308-314 (1987)

  • [文献書誌] 渡部広一: 精密工学会誌. 53-2. 315-321 (1987)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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