• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1986 年度 実績報告書

甲状腺TSH受容体の精製,分布,局在,構造とその臨床的意義

研究課題

研究課題/領域番号 61570166
研究機関金沢大学

研究代表者

水上 勇治  金沢大, 医学部, 講師 (60110540)

研究分担者 橋本 琢磨  金沢大学, 医学部附属病院, 助教授 (10124710)
キーワードTBII / TSH-受容体 / ras-P21 / 免疫電顕
研究概要

人甲状腺におけるTSH受容体の局在については、昨年度の奨励研究よりひき続きTBIIを精製することよりTSH受容体抗体を得ることを試みているが、まだ十分にSpecificな抗体の精製は得られていない。本年度私達は、TSH受容体の局在と密接に関連するras遺伝子産物の免疫学的局在を光顕電顕的に観察しTSH受容体との関連についての検討を行っている。ras遺伝子産物P21に対するモノクローナル抗体をSchlanより入手し、これを用いてLAT甲状腺の免疫電顕を行った。その結果ras P21は濾胞腔側細胞膜面にそって存在することが明らかとなりTSH受容体もこの部位に存在する可能性が示唆された。また人甲状腺癌、腺腫等の材料に関して光顕免疫組織化学を行なった結果、癌ではやはり濾胞腔側細胞膜に強く発現した。正常甲状腺ではras蛋白は細胞質に弱く染色されるのみで細胞膜には発現していなかった。今後更に、ras P21の他、epidormal growth factor受容体の局在とも関連づけ甲状腺でのTSH受容体の局在について検討していく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yuji Mizukami et al.: Endocrinology.

  • [文献書誌] Yuji Mizukami et al.: Cancer.

URL: 

公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi