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1986 年度 実績報告書

常温で作動する半導体放射線検出器を利用した現場用X線応力測定機の開発

研究課題

研究課題/領域番号 61850106
研究機関京都大学

研究代表者

金多 潔  京大, 工学部, 教授 (60025830)

研究分担者 神長 宇享  理学電機(株), 設計部, 技師補
松尾 宗次  新日本製鉄(株), 第1技術研究所, 次長研究員
田中 啓介  京都大学, 工学部, 助教授 (80026244)
万波 通彦  京都大学, 工学部, 教授 (60025294)
西沢 英和  京都大学, 工学部, 助手 (70127116)
キーワード半導体放射線検出器 / 現場用X線応力測定機
研究概要

本研究は、最近性能が著しく向上しつつある半導体放射線検出器に着目し、本素子を用いることによって、小型,高速の現場用のX線応力測定装置を開発・試作することを目的とする。研究は2ケ年計画で、初年度に当る昭和61年度は各種の放射線検出器の基本特性の評価研究を実施し、62年度の装置試作のための基礎的なデータの収集を行うとの方針で、研究を行った。
研究の具体的経過並びに実績の概要を以下に要約する。1.放射線検出器の性能評価システムの組立て。
各種検出器の特性を効率的に計測・比較するため、前置増幅器、マルチチャンネル波高分析器のシステムを整えた。更にデータの処理を目的としたインターフェイスプログラムを作成し、マイクロコンピュータによるデータ処理の自動化を行った。
2.常温作動型半導体検出器の性能試験。PN接合型及びアモルファス・シリコン型の2種類の常温作動形半導体検出器の性能試験を行った。 評価項目は 【i】)Bias電圧特性 【ii】)温度特性 【iii】)エネルギー分解能 の3項目で、X線回折分光器に温度条件を変更しうる治具上に素子を置いてCu-KαFe(110)面の回折線の検出感度を比較した結果、アモルファスシリコン型検出器が実用性の点で優れる事を明らかにした。
3.位置分解型検出器の試作
アモルファスシリコン型検出器を位置分解検出器として利用する為の基礎実験を行い、従来の比例計数管と同一の光学系で比較試験を実施した結果、計数効率は比例計数管の1/10程度であるが実用に耐える事を実証した。今後受光面積を拡大して実験を行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 佐藤修央,西沢英和,金多潔: 日本建築学会近畿支部報告集. (1982)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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