研究分担者 |
エヴァートソン C ヴァンダービルト大学, ピーボディ校, 教授
ホウリー W D ヴァンダービルト大学, ピーボディ校, 教授
ノリス R C ヴァンダービルト大学, ピーボディ校, 教授
天根 哲治 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70127603)
杉尾 宏 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (20033582)
片山 忠次 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (30098090)
浜名 外喜男 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (70084134)
長瀬 久明 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 助手 (10127269)
正司 和彦 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (10029283)
岡崎 義富 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (50017480)
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研究概要 |
教師教育における継続教育の総合的研究の一部として日米における継続教育の実態を比較研究する. 両国とも高度に発達した情報化社会であって, 社会の急速な変容に応じて教育を支える教師のための継続的教育は必須のものである. 多様性をもち柔軟に対応できる継続教育のシステムについて, 特に多様な教育について先例をもつ米国の大学と協力して調査研究する. (1)本研究は, 3年間の継続研究によって教師教育における継続教育に関する国際比較調査を日米共同(兵庫教育大学, ヴァンダービルト大学)で行うもので, 第1年度の計画に従い相互に現地調査を行った. 米国については日本側メンバーによってヴァンダービルト大学における教育養成の実態, オハイオ州立大学, 職業教育研究センター及び米国文部省等を訪問して当事者との対話を通して実状についての認識を深めた. 特に資格試験, 採用試験等は各州によって異なる対応を示しており, かつ初任者に対する暫定免許, 資格更新のため要求される事項などの実態についての事例を調査することが出来た. 一方, 日本については, 大学のみならず京都市立永松記念教育研究センター, 兵庫県立教育研修所等の実地調査が米国側メンバーによって行われた. (2)前述の調査の知見を踏まえて, 更に広くその実態を明らかにし分析可能な資料を作成するため, 調査の内容項目の検討を行いその様式を決定した. 様式「現職教員の継続教育にかかわる大学のプログラムについての質問」は, 3章で構成され, 全体として20の質問項目から成っている. 第一章は, 現職教員のための継続教育のタイプ, 第2章は, 継続教育の特徴, また第3章は実地している研究会や, 諸活動に関するものである. 相互に大学の学期, 教育制度, 文化的背景を異にする状況のもとで同一の視点による質問項目の設定は極めて困難であるが, 補足的な調査を加えることによって一応, 一定の共通様式を本年度内に定める段階に至った. (3)次年度においては, 相互に質問状の送付先の決定, 更にこれと並行して特にケーススタデーとして効果のある対象の抽出を行い, 調査の進行を図りたい.
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