研究分担者 |
大塚 久哲 九州大学, 工学部, 助教授 (70108653)
三木 千寿 東京工業大学, 工学部, 助教授 (20016645)
山田 健太郎 名古屋大学, 工学部, 助教授 (50109310)
渡辺 英一 京都大学, 工学部, 教授 (30026174)
堀川 浩甫 大阪大学, 溶接工学研究所, 教授 (40087250)
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研究概要 |
1.初年度である62年度は,学術雑誌および学術論文で公表されている疲労損傷事例の調査を行うとともに,各公団・公社の御協力のもとに都市高速道路橋に実際に発生している疲労損傷事例についても調査した結果,以下のような箇所に事例が発生していることがわかった. (1)横桁および対傾構と主桁腹板との取り付け部(ウェブ・ギャップ部) (2)横構および対傾構と主桁腹板との取り付け部(引張測) (3)桁端部切り欠き部腹板 (4)鋼製橋脚の梁部材と柱部材との結合部 (5)支承部のソールプレート端部のフランジプレートと腹板 (6)桁端部のガセットプレート (7)桁中央部にあるガセットプレート (8)鋼床版とトラフリブおよび横桁との接合部 (9)ランガー橋の吊材(風琴現象によるもの) (10)対傾構の下支材(とくに斜橋で発生) (11)アーチ橋のアチリブと端横桁との取り付け部 (12)枝桁の分岐腹板部 (13)標識柱の下端部および二股分岐点 2.以上の損傷事例のうち,(1),(2),(6),(7),(10)の損傷原因を明かにするため,横溝,対傾溝および床版の効果を考療に入れた桁橋の構造解析プログラムを完成した.
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