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1988 年度 実績報告書

間隙貝形虫(Ostracoda:甲殻類)の系統分類

研究課題

研究課題/領域番号 62540564
研究機関北海道教育大学

研究代表者

蛭田 眞一  北海道教育大学, 釧路分校, 助教授 (70113678)

キーワード間隙動物 / 貝形虫 / 系統分類
研究概要

本研究の目的である海岸砂中間隙に生息する貝形虫の系統発生の考察のために、2年度目である本年度は、当初の研究実施計画にそって以下の項目を実施した。
1.北海道中南部の小樽、積丹、岩内、島牧、瀬棚、江差、松前、木古内、函館、〓法華、砂原、長万部、室蘭、白老、三石、襟裳岬付近での採集を9月に行った。各採集地点で間隙貝形虫が確認され、北海道における分布状態がはっきりした種も出てきている。まだ、日本で新記録となる陸生間隙種(Terrestricythere属の1種)を江差付近で確認した。
2.北海道産間隙貝形虫について、日本動物学会第59回大会で報告:演題『北海道産海岸砂中間隙貝形虫について』、5種について、既知種との形態の比較及び分布とその要因について考察した。
3.7月に英国(ウェールズ)で開催された第10回貝形虫国際シンポジウムで、本研究のこれまでの成果をまとめて報告:演題『Marine interstitial Ostracoda from Hokkaido,northern Japan.』北海道で確認された属の世界的な分布について考察した。
4.Microloxoconcha属1種については、すでに記載を終了し投稿中であるが、他の種についても順次公表する準備がほぼできている。
本年度は国際シンポジウム参加準備のため、種の記載が一部遅れた。次年度は、まとめの年度であるため、残された記載を急ぎ、本研究の目的を果たす。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.HIRUTA: Zoological Sience. 5(6). 1336 (1988)

  • [文献書誌] S.HIRUTA: Proc.Jap.Soc.syst.Zool.

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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