研究概要 |
本年度はイメージメーカーがととのい, これ迄現地にて撮影してまたカラースライドを入力, 画像処理を実験的に行った. 入力装置の分解能があまり良くない為に, 入力した画像の鮮明度がややおとるが, 現在のところ, 試験的な操作には充分である. イメージメーカーの基本的マニュアルによって画像処理を行ってみて, どのような可能性があるかを三つの事例について検討した. 現在のところ, 操作方法としては A1BB時代的に異るエレメント, あるいは都市景観として固定的なものと, 恒常性の少ない仮設的なエレメント等を分類して画面からとり除く作業 A1BB道幅などで時代により大幅な変化があったと思われる部分について道路の一部を削除する作業 A1BB道路面が上昇した為に見えなくなった壁面 どを新らたに追加する作業 A1BB破そんした壁面の付属部品を補う作業 等を行ってその比較を行った. その結果は日本建築学会九州支部研究報告に論文を提出している. なお上記の操作で, 図学上の問題について本年度は検討していない. 地図等の街路網と上記の画像との照合も行っていない. いずれも来年度の課題として整理している段階である.
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