研究課題/領域番号 |
62880030
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 鳴門教育大学 (1988-1989) 筑波大学 (1987) |
研究代表者 |
木村 捨雄 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (90000059)
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研究分担者 |
篠原 文陽児 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00113035)
小林 学 筑波大学, 学校教育部, 教授 (30114078)
織田 揮準 三重大学, 教育学部, 教授 (90024489)
後藤 忠彦 岐阜大学, 教育学部, 教授 (30021306)
深谷 哲 大阪大学, 言語文化部, 教授 (60023959)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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キーワード | 問題の課題特性 / 問題解決プロセス / 教材デ-タベ-ス構築論 / 学習者理解モデル / 知的なTalking CAI / 教師の力量訓練システム / 規則合成方式による音声合成 / カリキュラム構成論 |
研究概要 |
1.科学的認識形成の総合化を図る知識・理解構造と総合化カリキュラムの開発:(1)意味構造とプロセスを重視するカリキュラム開発:情報活用能力を高めるカリキュラムの開発を目的に、デ-タを「デ-タ-情報-知識・智慧」にまで高める探究プロセスを重視した統計情報教育の小中段階のカリキュラムの開発を行った。そこでは、実験・調査-集計分析-結果・考察に留まらず、デ-タ・情報を知識・智慧にまで高める「意味づけ・価値づけ」の段階を重視したカリキュラム設計論を提案した。そのほかの個別教科では、数学と理科で固有のカリキュラム開発も行った。(2)科学的認識形成における学習者理解モデルと教材のデ-タベ-ス化:これまでの内容中心のDBではなく、児童生徒の問題解決プロセスと意味理解に影響を及ぼす課題内容・構成要素・割当て命題の3特性に基づく課題特性化と理解特性化に基づく新しい教材デ-タベ-スの構築方法を確立した。 2.音声合成機構をもつ知的Talking CAIシステムの開発と試験利用:CAIシステムの基本ソフトと音声合成装置との結合を図り、任意日本語文からの音声合成を可能にした「お喋りをするCAI」システムの利用を可能にした。これを「外国人のための日本語教育支援システム」、児童生徒がもつ誤りの表面的理解から誤りを起こす原因系までを推論できるように訓練する「知的な教師推論訓練システム」で実用化させた。 3.任意漢字コ-ド列で表現された日本語文デ-タの音声合成の評価:(1)CAIテキストとしての科書レベルの日本語文は、教科別の読み方辞書によるプリプロセスで十分対応できるが、特殊な表現用例(特殊なかな混じり文等)で誤読が発生する。また、(2)音質は、研究者レベルでは使用可能であるが、一般の児童生徒、言語学者や教育学者ではその改善要望が高い。読み方辞書と規則合成方式の改善が必要である。
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