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1988 年度 実績報告書

パソコンによる外国人のための日本語教育支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 62890010
研究機関国立教育研究所

研究代表者

宮本 繁雄  国立教育研究所, 総括企画調整官 (50150024)

研究分担者 村瀬 康一郎  岐阜大学, 教育学部, 助手 (80150027)
藤田 正春  国立教育研究所, 第4研究部, 研究員 (10165392)
及川 昭文  国立教育研究所, 教育情報センター, 室長 (30091888)
浅木森 利昭  国立教育研究所, 教育情報センター, 室長 (60150025)
相良 憲昭  国立教育研究所, 企画調整官 (90170620)
キーワード日本語教育 / データベース / パーソナル・コンピュータ / CAI
研究概要

本年度の主な研究は、昨年度作成したデータベースを利用し、教師および学習者を支援する基本的なソフトウェアを設計・開発、データベースの内容の拡充、中間研究発表会の開催であった。
試作を行ったソフトウェアは、教師支援用として、(1)用例検索プログラム(類似検索と属性検索)、(2)漢字の書き順表示プログラム、学習者支援用として、(3)映画学習プログラム、(4)リーディング学習プログラム、共通に利用できる支援プログラムとして、(5)辞書検索プログラム(用例辞典、国語辞典、漢和辞典)、(6)音声合成プログラムの大きく分けて6つのプログラムである。開発中のシステムは単にパソコンのみを使用するのではなく、レーザディスクプレーヤーや電子OHPなど有効なツールとなりうるニューメディアを積極的に利用している。来年度は、ソフトウェアについてはシステムとしての統合を行うとともにユーザインタフェースを開発して、初めてパソコンを触る人にも容易に利用できるようにすることを考えている。
データベースの拡充は、主として昨年度作成したデータベースに内容を追加する形で行った。その結果、用例は約4万件となっているのをはじめ漢字辞書約7千字、漢字筆順フォント約4000字、学術用語約10万語、映画の台本10本、小説4本となっている。来年度は各種辞典(和英辞典、英和辞典、カタカナ語辞典、略語辞典)をデータベース化するとともに、試験問題、静止画のデータベースの構築を試みる予定である。
昭和63年10月25日に開発中のシステムのデモンストレーションと分担者の研究発表を兼ねた中間研究発表会を行い、日本語教育関係者約200人の参加を得た。来年度は3月頃に最終発表会を計画している。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 藤田正春・吉岡亮衛: 「パソコンによる外国人のための日本語教育支援システムの開発」研究発表会予稿集. 25-36 (1988)

  • [文献書誌] 田中望: 「パソコンによる外国人のための日本語教育支援システムの開発」研究発表会予稿集. 37-47 (1988)

  • [文献書誌] 大曽美恵子・小山揚子: 「パソコンによる外国人のための日本語教育支援システムの開発」研究発表会予稿集. 49-57 (1988)

  • [文献書誌] 隅田英一郎・堤豊: 「パソコンによる外国人のための日本語教育支援システムの開発」研究発表会予稿集. 59-72 (1988)

  • [文献書誌] 木村捨雄・益子典文: 「パソコンによる外国人のための日本語教育支援システムの開発」研究発表会予稿集. 73-80 (1988)

  • [文献書誌] 大坪一夫: 「パソコンによる外国人のための日本語教育支援システムの開発」研究発表会予稿集. 81-94 (1988)

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公開日: 1990-12-19   更新日: 2016-04-21  

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