• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1988 年度 実績報告書

海中航走体の力学に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63306024
研究機関東京大学

研究代表者

浦 環  東京大学生産技術研究所, 助教授 (60111564)

研究分担者 原島 文雄  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60013116)
河内 啓二  東京大学, 工学部, 助教授 (60143400)
加藤 洋治  東京大学, 工学部, 教授 (00010695)
前田 久明  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (80013192)
石谷 久  東京大学, 工学部, 教授 (70013703)
キーワード潜水艇 / 海洋調査 / 曳航体 / 計測機 / 開発
研究概要

人類の海中活動は近年盛んになってきている。また、地球環境の中の海洋の位置付けの重要性も気象に関連して切実な問題として捕らえられるようになってきた。深海域においては地球科学・海洋科学的な調査、鉱物生物資源調査開発あるいは海底地震の長期観測、通信ケーブルの敷設など、浅海域においては海上空港や海上都市などの大型海洋構造物やウォーターフロント開発に関連した施設の施工・保守などと、一層の発展が期待されている。
本研究では、研究連絡会議を開催し、海中機器に関する近年の研究開発動行を調査・検討し、将来の海中活動を予測し、必要になると考えられる潜水機械や潜水技術を検討した。その結果、海中における航行体技術の研究開発を中心とした重点領域研究を興すことが適当であるという結論にいたった。海洋における学術調査・計測に関連して新しい発展ならびに展開が期待される調査活動の領域として、(1)海中海底の広領域の調査、(2)海底での長期にわたる調査、(3)深海域の調査、の3項目があげられた。過酷な海中環境では、それらの調査が有索、無索を問わず、自律的な行動機能を持った潜水艇あるいは潜水機によっておこなわれることが要求され、それの機能が集中したものではなくて、幾つかの潜水艇に分散したものが望ましい。関連する情報処理技術や通信技術に関する基礎研究を含んだ分野の「自律分散型海中航行体の研究」を新たに重点領域研究として企画する。
研究課題は、有索、無索潜水艇、海中ステーションとする。既存の学問分野は横糸としてこの中に横断的に含まれる。即ち、(課題1)海洋探査研究のトータルシステムに関する基礎研究、(課題2)有索航走体に関する基礎研究、(課題3)無索航走体に関する基礎研究、(課題4)海中ステーションに関する基礎研究、を研究対象とする。

URL: 

公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi