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1989 年度 研究成果報告書概要

看護系大学におけるコミュニケ-ション能力の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63480483
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 看護学
研究機関聖路加看護大学

研究代表者

檜垣 マサ  聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (00095960)

研究分担者 浅沼 茂  名古屋大学, 教育学部, 助教授 (30184146)
レイノルズ 小枝子  聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (70208354)
伊藤 和弘  聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (80184646)
助川 尚子  聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (40119376)
木村 登紀子  聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (80102656)
研究期間 (年度) 1988 – 1989
キーワードコミュニケ-ション能力 / 看護系の大学 / 医療技術短期大学 / 看護専門学校 / 論理性 / 創造性 / 自己イメ-ジ / カリキュラム
研究概要

本研究は、看護系の大学におけるコミュニケ-ション能力に関して、大学・短大・専門学校におけるカリキュラムを比較し、各学校の学生の自己イメ-ジやコミュニケ-ション能力に関わる項目について調査したものである。本研究の基本的なデザインは、同一の専門における教育の違いが学生の資質の形成にどのような影響を及ぼすのかを探るという構成である。大学は、聖路加看護大学・千葉大学・高知女子大学を、短大は、都立医療技術短期大学・東海大学医療技術短期大学の二年課程におよび三年課程を、専門学校は、東京専売病院高等看護学院・越谷市立看護専門学校・飯能看護専門学校をそれぞれ調査対象に選んだ。調査結果は、各学校を4年制大学群、短大、専門学校群毎に分類し、調査項目における回答パタ-ンの相違を検討した。その結果、4年制の大学群と短大・専門学校群との比較においては、自己イメ-ジや抑欝性などの性格特性については大きな違いは見られなかった。また、感情移入などの共感的側面については、専門学校群の方が肯定的回答が多かった。次に、コミュニケ-ション能力にとって重要な論理性については、大学群の方が高い傾向があった。一般に、それは、入学時点での得意科目や学力傾向などの相関を示しており、今後この方面での能力開発の位置づけを検討する必要がある。一般に物事に対する積極性という点では、4年制の大学の方が劣るが、コミュニケ-ション能力の潜在的な可能性という点では、今後さらなる検討が必要である。創造性やコミュニケ-ションに対する自信という点では、全体的に大きな差はなかった。

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公開日: 1993-03-26  

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