頭骨の個体別データベースの運用プログラム(ADFP-SYSTEM)を開発し、人類学においてとくに重要な集団のデータを入力した。 運用プログラムの本体(AD.BAS)の機能は次の通りである。 1)データ・ファイルの作成 2)欠損データのチェック 3)欠損データをもつ個体の削除 4)異常データのチェック 5)特定の個体又はデータを選択して新しいデータ・ファイルを作る 6)ランダム・サンプルによるデータ・ファイルを作る 7)データ・ファイル中の任意の変数から示数を計算し、新しいデータ・ファイルを作る。 8)データ・ファイル又はインデックス・ファイル(データ情報ファイル)を印刷する。 9)インデックス・ファイルの検索、修正、追加を行う。 このプログラムにより、本年度中に48集団、約2500個体の頭骨計測を入力した。なお入力した計測項目は1個体当り57項目である。
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