研究課題
1.文部省刊行の学校基本調査報告書のうち、昭和30年度〜平成元年度の35年分の報告書掲載の統計デ-タを対象として、大型コンピュ-タを用いて、次のデ-タベ-スファイルを作成した。これらのファイルのうちインデックスファイルは、パソコン上で高速に統計デ-タの検索ができるような構造をもつものである。(1)統計数値デ-タファイル(約80万レコ-ド)、(2)行項目デ-タファイル(約6万9千レコ-ド)、(3)列項目デ-タファイル(約2万7千レコ-ド)、(4)調査対象インデックスファイル(46レコ-ド)、(5)数値種類インデックスファイル(387種類)、(6)統計数値インデックスファイル(約7千レコ-ド)、(7)行項目インデックスファイル(約2千レコ-ド)、(8)列項目インデックスファイル(約1千レコ-ド)。2.上記のデ-タベ-スファイルをCDーROMに登載して、パソコン上で統計デ-タの検索を試み、このシステムが実用化されうることを確認した。また、書き替え可能な光磁気ディスクにも、大型コンピュ-タから直接デ-タベ-スファイルを転送して、それが、CDーROMに比べて、将来のパソコン用デ-タベ-スの登載に適していることを明らかにした。3.昨年度の研究で開発したデ-タベ-ス作成のためのコンピュ-タソフトウェアとパソコン用の検索ソフトウェアを、統計デ-タの利用者の意見を徴しつつ改善し、より使い易くかつ汎用性の高いものにした。これを、学校基本調査の統計デ-タ以外にも適用してみて、その実用性を確認した。4.本研究の成果に関する最終報告書を作成し、その中に、当システムの利用者向けのマニュアル及びデ-タベ-ス作成のための基礎資料を掲載した。
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