研究課題/領域番号 |
63880006
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
藤原 譲 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (40110473)
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研究分担者 |
高橋 靖明 凸版印刷, CTS開発部, 部長
畑田 耕一 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (60029402)
北川 博之 筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (00204876)
大保 信夫 筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (20011661)
鈴木 功 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (80011550)
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キーワード | 反応設計デ-タベ-ス / 化学反応デ-タベ-ス / CDーROM / 知識ベ-ス / ハイパ-テキスト / ル-ル・ベ-ス / Xwindow / CORES |
研究概要 |
反応設計支援システム、すなわち化合物合成の最適経路を決定するシステムを、知識ベ-スと推論機構に基づく論理指向型システムと、反応デ-タベ-スの検索機能に基づく経験指向型システムを統合したシステムとして実現するため、本年度は化学反応デ-タベ-ス・システムの開発、機能強化、反応情報ハイパ-テキスト・システムの設計開発を行なった。 ・化学反応デ-タベ-ス・システムの開発、機能強化 新実験化学講座記載のデ-タおよびOrganic Synthesesのデ-タを中心に、反応デ-タの集積、入力、構成、反応事例デ-タベ-スの拡充、またCDーROM化を昨年に引続き行なった。この反応デ-タベ-スをパソコン上で利用するための研究者用デ-タベ-ス管理システムCORESの開発および機能強化を行なった。これらの拡充により、本研究で開発した化学反応デ-タベ-スは現実の利用環境で評価可能なレベルのものとなりその有用性の検証を行なった。また、ワ-クステ-ション上で共同利用を行なうための関数型デ-タモデルに基づく反応デ-タベ-ス管理システムCHARMの開発を行なった。特に、本年度は化合物に特有の総称表現を取り扱えるようにモデルの拡張を行ない、システム構築上の基本事項についてこれら拡張の実現可能性の検討を修了した。また、CHARMにおける抽象デ-タ型を含んだ問い合わせ最適化処理の方法を新たに提案した。 ・反応情報ハイパ-テキストシステムの設計、開発 大量の文献情報をハイパ-テキスト化し、これとCORESおよびCHARM、Organic Synthesesを統合することにより、デ-タベ-スからのハイパ-テキストの利用、ハイパ-テキストからのデ-タベ-ス利用、デ-タベ-ス中の知識を利用したハイパ-テキストの自動リンク作成支援機構のための基本的アプロ-チを示した。
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