〇とりまとめ研究会を2017年12月1日~3日に理化学研究所(和光市)にて実施した。計画研究、公募研究や関連研究の現状や成果に関する口頭40件、ポスター4件の発表があり、成果をまとめるとともに、今後に向けた研究戦略を議論した。また、中村隆司(東工大、計画研究B02代表)による若手向けのチュートリアルな講義も行った。参加者数は約80名であった。 〇一般向け講演会「中性子星―世にも不思議な天体の謎に挑む―」を2018年2月18日に日本科学未来館(お台場)にて開催した。講演は、玉川徹(理研、総括班分担者)「中性子星を見る~宇宙における物質の究極の姿」、田村裕和(東北大、領域代表)「加速器でミニ中性子星を作る―地上実験で迫る中性子星の謎」、大橋正健(東大宇宙線研)「ついに観測された連星中性子星合体の重力波」。小学生を含む60名の参加があり、積極的な質疑があった。 〇国際会議にて本新学術領域の成果の宣伝を領域代表・田村が行った。6月17日-24日ゴードンコンファレンス(米国)では、中性子星核物質のセッションを企画し座長を行った。また、8月28日-9月5日にPANIC2017国際会議(北京)にて、9月22日-10月2日にはハドロン2017国際会議(スペイン)にて、本新学術の成果について招待講演を行った。 〇5年間の研究の経過と成果をまとめ、詳細な業績リストとともに、本新学術領域のホームページに掲載した。 〇本新学術領域の成果をまとめた英文論文集の出版に向けた準備を行った。
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