2016 Fiscal Year Research-status Report
レゾナンスバイオ国際活動支援
International Activities Supporting Group
Project Area | Resonance Biology for Innovative Bioimaging |
Project/Area Number |
15K21746
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Research Institution | Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
宮脇 敦史 国立研究開発法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, チームリーダー (80251445)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今村 健志 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (70264421)
松田 道行 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (10199812)
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Project Period (FY) |
2015-11-06 – 2020-03-31
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Keywords | バイオイメージング / FRET / 顕微鏡技術 / ケミカルバイオロジー / 画像処理 |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年2月18日(土)に、自然科学研究機構・自然科学研究機構基礎生物学研究所(岡崎市)にて、若手研究者ワークショップを開催した。国内外の15名の若手が講演を行い、参加者は30名程度であった。2017年2月19(日)-20日(月)にはThe 1st ABiS Symposium Towards the Future of Advanced Bioimaging for Life Sciencesとの共催シンポジウムを自然科学研究機構岡崎コンファレンスセンターで行った。台湾中央研究所應用科學研究中心Research FellowのPEILING CHEN博士と韓国慶煕大学Assistant professorのSUN KWANG KIM博士を招聘し、シンポジウムで講演をしてもらった。”neuropathic pain” や“light-sheet microscopy”など、当領域研究者の興味と重なる題材が多かった。シンポジウムには100名程度の参加者があった。英語での発表と討論、および海外研究者との交流は、若手研究者には貴重な研鑽の場となった。 2017年2月21日(火)に愛媛大学医学部において国際連携企画技術講習会を開催し、本邦の若手研究者と海外研究者の技術交流を推進した。 2017年2月22日(水)にEMBLのJAN ELLENBERG博士を理化学研究所に招聘し、"Systems biology by light and electron microscopy -from protein complexes via cellular protein networks to embryonic development"というタイトルでForumを行った。ELLENBERG博士には「光学顕微鏡と電子顕微鏡のコラボレーションで初めて明らかになった核膜孔の形成機構」を中心に最新の知見を紹介してもらった。約80名の参加者があった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
<学会との共催など>学会との共催を行った。本年度は岡崎で行われたThe 1st ABiS Symposium Towards the Future of Advanced Bioimaging for Life Sciencesと共催した。台湾中央研究所應用科學研究中心のPEILING CHEN博士と韓国慶煕大学のSUN KWANG KIM博士を招聘しシンポジウムを行った。シンポジウムには100名程度の参加者があった。 <若手育成>若手研究者ワークショップと国際連携企画技術講習会を英語で開催した。ワークショップには約30名が参加し、活発な意見交換が行われた。国際連携企画技術講習会では、The 1st ABiS Symposium で招聘したPeiling Chen博士とSun Kwang Kim博士が講師となり、実際に顕微鏡を使いながら講義を行った。若手研究者と海外研究者の技術交流を推進した。2017年の秋には台湾Academia Sinicaと合同で若手研究者による国際会議を企画しており、当領域の若手研究者が中心となって準備を進めている。 <連携推進>ヨーロッパにおけるイメージング研究の第一人者であるEMBLのJan Ellenberg博士を理化学研究所に招聘し、講演会を行った。参加者は約80名であった。光-電子顕微鏡を用いたシステムバイオロジーの最先端について話し、参加者と意見交換を行った。Ellenberg博士は欧州におけるバイオイメージング連携を展開する中心人物であるので、当領域のパートナーとして連携を進めていく予定である。ELLENBERG博士と宮脇は2017年10月に、EMBLにて国際シンポジウム”Seeing is believing”を主催する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
<学会との共催など>統括班と連携しながら、様々な分野における国際シンポジウムとの共催を企画する。 <若手育成>若手研究者育成の一環として、2017年11月に、若手研究者が組織委員となり国際会議を開催する。台湾(台北)Academia Sinicaで、レゾナンスバイオ・Academia Sinica・理研プロジェクトとの合同若手の会を開催する。レゾナンスバイオからは学生を含む約25名の若手研究者を派遣する予定である。目的は大きく分けて2つある。 (1)国際感覚の育成:文化の違いを超えて2国間の若手研究者が一つの会議を組織することにより若手研究者の国際感覚を養う。(2)国際連携の構築:現行プロジェクトだけでなく将来の研究に資する関係構築を行う。2018年冬には、国内において、若手中心の会を行う予定である。また、若手ワークショップやイメージング講習会なども開催していく。 <連携推進>海外から研究者を招聘しForumを開催する。共同研究を推進する関係構築を行う。 <情報発信>ホームページの内容を充実させ、世界規模の情報発信を行っていく。若手研究者によるアウトリーチ活動も計画する。統括班の活動と併せて、理化学研究所 宮脇班の櫻井紘子が運営補助、ウェブサイトの作成・管理、アウトリーチの企画・運営等を担当する。すでに櫻井は、2017年秋の若手国際会議(@Academia Sinica)における異分野交流の充実を目指し、領域内外の若手研究者とともに計画・運営に携わっている。
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Causes of Carryover |
若手による国際会議の合同開催相手について、スケジュールの調整などの関係で、選定に時間がかかった。年度内に開催が困難であったため次年度に開催することになった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2017年11月にAdacemia Sinicaにおいて若手による国際会議を行う。本基金から約25名の学生を含む若手研究者を派遣する予定である。また、パネルディスカッションやオブザーバーとして、PIの参加も呼びかける。繰越金は本会議にかかる経費に使用する予定である。
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Research Products
(6 results)