2019 Fiscal Year Annual Research Report
Materials science of millefeuille structure (Management group)
Project Area | Materials science on mille-feullie structure -Developement of next-generation structural materials guided by a new strengthen principle- |
Project/Area Number |
18H05475
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
阿部 英司 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (70354222)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 英治 九州大学, 総合理工学研究院, 教授 (80180280)
河村 能人 熊本大学, 先進マグネシウム国際研究センター, 教授 (30250814)
相澤 一也 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 J-PARCセンター, 研究主席 (40354766)
藤居 俊之 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (40251665)
斎藤 拓 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90196006)
山崎 倫昭 熊本大学, 先進マグネシウム国際研究センター, 准教授 (50343885)
染川 英俊 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 構造材料研究拠点, グループリーダー (50391222)
萩原 幸司 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (10346182)
君塚 肇 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (60467511)
三浦 誠司 北海道大学, 工学研究院, 教授 (50199949)
伊藤 浩志 山形大学, 大学院有機材料システム研究科, 教授 (20259807)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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Keywords | ミルフィーユ構造 / キンク形成・強化 / 構造材料 / 三大材料(金属・セラミックス・高分子材料) / 格子欠陥(転位・回位) / 数理モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
本総括班の目的は,ミルフィーユ構造のキンク強化理論の確立と新材料創製を目指して,司令塔として領域研究の組織的かつ有機的な運営を実施することである.令和元年度(2019年度)の主な実績は以下の通りである.なお,年度末に予定していた種々の領域行事は,コロナ感染症対策のため中止とした.総括班として2月中旬には判断・指示をしており,適確であった. (1) 効率的な領域運営のため総括班体制を微修正し,実務に沿った体制とした.(2) 本年度より参画する公募研究者を対象として「公募キックオフ会議」を開催した,また,領域メンバー全員が集結する秋の合宿会議を開催した.年度成果報告会を3月初旬に企画していたが,コロナ対策のため延期(その後中止)とした.年度末報研究報告書は予定通り出版し,領域メンバーおよび評価員へと配布することで報告会の代替とした.(3) 公募研究者を含めて,班内・班間での勉強会開催を促進し,研究者間の連携強化に努めた.(4) 学協会におけるシンポジウムを複数企画し,研究成果の発信に務めた.(5) 広報活動の一環として,本新学術の内容紹介リーフレット,およびニュースレターを刊行し,各学協会や各大学・研究機関に配布した.(6) 3月中旬に大学院生・若手研究者を主体とする研究会および大型施設(J-PARC)見学会を企画した(最終的にコロナ対策のため中止).(7) 研究活動支援部会より,高分子系の共通試料の提供を一部開始した.(9) 日本の材料研究振興を目指し企画されたMaterials Research Meeting 2020 (MRM2020)に,本新学術が主催するシンポジウムを企画・開催した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
総括班に設定した「領域交流推進部会」「研究活動支援部会」「情報発信・知財部会」「若手人材育成部会」国際活動支援部会」の各部会長が精力的に行動しており,領域研究の連携および活性化が極めて順調に進行している.
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Strategy for Future Research Activity |
中間評価の年であり,これまでの成果をまとめるとともに,最終年度へ向けた明確な課題設定と,それに沿った具体的な連携研究展開へと正しく誘導する.領域研究のさらなる活性化を図るとともに,国内外へ向けた展開を加速する. (1) 領域内連携研究の活性化:第2期公募研究テーマの具体的設定,募集活動を行う.今年度前半は,コロナ対策継続のため集会等の開催は難しいと思われることから,ホームページ等を有効活用しながらネットを通した広報活動を展開する.領域・班会議,班・連携研究会,施設・研究室見学・実習による目標明確化・理解を図り,領域全体の研究活動を活性化する.また,共通試料配布,大型量子線施設利用を始めとする研究活動支援を行う.(2)ミルフィーユ型新規材料の共通試料配布による計測・解析開始:公募研究者も含めて,ミルフィーユ型構造が確認された新規金属,高分子系,セラミックス系材料の共通試料配布を開始する.(4)研究評価委員会による研究評価・進捗確認:9月の合宿研究会,および3月の研究成果報告会において研究評価委員会による評価・進捗確認を実施し,領域企画委員会で各研究内容の調整・見直し等を図る.(5)国際活動支援:本新学術が主催する国際会議(LPSO/MFS2020)を10月に東京にて開催する(*コロナ対策のためめ延期も視野に入れた対応となるが,年度内の開催を目指す).その他,国際会議Thermecにおいて本領域が主催するシンポジウム(来年度へ延期)や,可能な限り国際共同活動を活性化するための支援を行う.
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