2019 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Middle molecular strategy: Creation of higher bio-functional molecules by integrated synthesis. |
Project/Area Number |
15H05849
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
永木 愛一郎 京都大学, 工学研究科, 准教授 (80452275)
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Project Period (FY) |
2015-06-29 – 2020-03-31
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Keywords | マイクロリアクター / アニオン活性種 / 反応集積化 |
Outline of Annual Research Achievements |
有機アニオン反応の反応集積化およびその応用について、とくに不安定有機リチウム種に焦点をあて、今後も引き続き検討を進めた。マイクロフロー系においてポリハロアレーンを出発原料とした多置換芳香族アジド化合物の合成を試み、本研究のコンセプトである系中で発生させた“短寿命高活性なジアニオン種”への官能基の導入によって多置換芳香族アジド化合物が合成可能であることを見出した。さらに、イオン反応の集積化により、エステル基,ホウ素由来の置換基を有する芳香族アジド化合物をクロスカップリング反応と[3+2]環化反応によってP2Y14 receptor antagonistなどの生物活性物質の反応集積化のよる効率合成を行うことができた。さらに、ポリハロアレーンを出発原料とした多置換芳香族ボロン酸あるいはボロン酸エステル合成へと展開する事も可能となり、芳香環上にホウ素とスズ由来の置換基を両方持つ多置換芳香族化合物を用いて、官能基選択的に直接カップリング反応を行い非対称なポリアレーン合成手法の確立を実現した。また、アニオン性官能基としてスズやケイ素由来の官能基を導入し。その芳香族スズ化合物やケイ素化合物の官能基化に展開,応用することができた。本研究を通じて、反応集積化において、アニオン反応のクロスインテグレーションに加え、リニアーインテグレーションについて、反応集積化法の確立を実現することができた。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(44 results)