2021 Fiscal Year Annual Research Report
New Problem Formulation on Next Generation Informatics and Researches on thier Algorithms
Project Area | Creation and Organization of Innovative Algorithmic Foundations for Leading Social Innovations |
Project/Area Number |
20H05962
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
宇野 毅明 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 教授 (00302977)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石畠 正和 日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所, 協創情報研究部, 研究主任 (80726563)
瀧川 一学 国立研究開発法人理化学研究所, 革新知能統合研究センター, 研究員 (10374597)
久保山 哲二 学習院大学, 付置研究所, 教授 (80302660)
山本 章博 京都大学, 情報学研究科, 教授 (30230535)
中小路 久美代 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (00345133)
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Project Period (FY) |
2020-11-19 – 2025-03-31
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Keywords | アルゴリズム / 最適化 / モデル / 分野横断 / 文理融合 |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、問題カタログの構築については、今年度40回程度の議論を行い、様々研究者や実業家などを招聘し、様々な観点から情報学の新しい問題構築に資する議論を行い、新しい概念構築を試みた。結果、新しい問題群のシードとなる概念をいくつも構築し、それらを記録化した。また、人文系との融合のトピックにおいて情報学的な研究を行った。特に唐宋八大家古文の計量分析、地方史統計資料の可視化操作技術、伝統文様アノテーションに対する情報技術の開発などを行った。 議論手法の開発においては、・3グループでリアルに近い感覚で話せるオンライン会話ツールを開発した。また、分野横断的な議論を行う際の相互理解を深めるため、および概念の明確化を行うためのインタビューイング技術を開発した。 また、これらの研究の基盤となる基礎アルゴリズムについて、構造列挙アルゴリズム、意味構造解析アルゴリズム、機械学習に関するアルゴリズムなどの形で開発を行った。 これら研究活動によって得られたものを、順次情報発信し社会還元を行った。特に、アルゴリズムの平易な解説を多分野の視点も含めわかりやすく解説した解説記事、開発した議論技術の一つであるインタビューイング手法を利用した、研究内容の言語化および発送支援技術を研究構想に活かすファンドセミナーなどの形で発信を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
議論技術開発、議論プラットフォーム構築については、いろいろな人物を招聘し多くの議論をしてきた。非常に多くの概念を獲得している。また、オンラインの議論環境構築も進んでおり、従来なかった議論手法やオンラインツールの効果的な使用法が開発できている。 また、年度初めに具体的な問題カタログ構成を直接的に行おうとしたが、それは難しいことがわかり、まずは記述に必要な概念整理、概念獲得を中心に進めていくこととした。 コロナによる研究環境の変化については、対面の議論が減ったが、その分チャットツールやテレビ会議システムの利用により、以前より密な連携を実現。一方で、RAやPDの雇用によるアルゴリズムのプロトタイプ実装、およびデータ分析に関わる部分については、facetofaceのコミュニケーションの機会の喪失から人材発掘に困難が発生し、停滞している。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、当班の主目的の一つである、議論手法、議論プラットフォームの開発に関して、2021年度までの活発な研究活動による成果の創出をそのまま伸ばし続け、より多くの議論技術の開発を行っていく予定である。特に、思考・見立てなどの自身の内側にある行動、対象を見る、聞く、観察し理解するなど、外部からのものを入力し、それを構造化する手法、内部の情報を言語化、表現し、外部に対して伝え、説得し、共有しやすくする方法、と言った3つの観点での分類を基軸にすることを試行し、技術の整理を行いたい。 また、多分野の研究者との議論による情報学への新しい概念獲得についても、このペースで進め、より多くの概念獲得を行いたい。また、獲得した概念や開発した議論技術については、徐々に記述を進め、公開可能な形に落とし込んでいきたい。これら新しい概念を、情報学の観点から精緻化し、徐々に問題カタログへと落とし込んでいきたい。 また、2021年度はあまり活発に行うことができなかった、他の班とのアルゴリズム理論の利用や構築を伴う共同研究などの協業について、促進していきたい。
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Research Products
(39 results)