1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01530060
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
増田 伸爾 東京工業大学, 研究・情報交流センター, 助教授 (50016573)
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Keywords | サイエンスパ-ク / センタ-機能 / 全国網羅的調査 / サイエンスパ-クの定義 / サイエンスパ-クの評価 |
Research Abstract |
研究初年度である昨年度は、日本の全サイエンスパ-クを網羅的に調査すべく、予備的アンケ-ト調査および訪問調査を実施し、全国のサイエンスパ-クプロジェクトを同定した。さらに、それらについて基本的諸事項についてアンケ-ト調査を実施した。 研究最終年度である今年度は、昨年のアンケ-ト調査の回収を徹底し、得られた内容について確認調査を実施した。さらに、これらの結果を整理・集計し、解析を加えた。 この解析のために、いくつかのサイエンスパ-クや自治体等の関係諸組織、約20カ所を訪問調査した。 この調査研究の結果、概略次の結果と結論が得られた。 1)日本におけるサイエンスパ-クの妥当な定義を与えた。 2)全国で103カ所のサイエンスパ-クを同定した。 3)全サイエンスパ-クについて、立地条件、目的および特徴、事業主体、現状、地域指定、総事業費、用地取得方式、施設概要、主な研究関連施設、その他の諸点をを明らかにし、整理した。 4)3)の結果を解析し、サイエンスパ-クの類型を求め7つのタイプに分類した。 5)サイエンスパ-クに対する評価基準を定め、評価を試みた。 6)サイエンスパ-クの問題点として、計画の立案、用地の分譲、センタ-機能、既存大学の協力、研究者の調達の諸点について問題点を指摘し、改善の為の方策を提案した。 7)サイエンスパ-クの将来の方向についての判断を与えた。 以上の結果は研究・情報交流センタ-レポ-トCRIー6「日本のサイエンスパ-ク1990年の現状」に報じた。なお、この研究の続報として、サイエンスパ-クのセンタ-機能について、同レポ-トにて平成3年6月頃報告する予定である。
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