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1990 Fiscal Year Annual Research Report

実海域波浪中の水粒子運動の計測

Research Project

Project/Area Number 02452188
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

小寺山 亘  九州大学, 応用力学研究所, 教授 (80038562)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 光易 恒  九州大学, 応用力学研究所, 教授 (30038533)
堀 勉  九州大学, 応用力学研究所, 助手 (10199523)
中村 昌彦  九州大学, 応用力学研究所, 助手 (40155859)
経塚 雄策  九州大学, 総合理工学研究科, 教授 (80177948)
Keywords実海域実験 / 水粒子速度 / 波力の計測
Research Abstract

前記研究課題に関して、本年度は実海域波浪中の計測結果と比較するために、波浪水槽を使用して模型実験を行った。実験では規則波及び不規則波中の水粒子運動の計測と波浪中に置かれた鉛直円柱に加わる波力の計測が行われた。実験の結果によると、水粒子速度は微小振幅波の理論で精度よく推定できること、さらに有限長さの鉛直円柱であっても、従来の2次元円柱に関する実験的研究で求められた抗力係数、質量力係数が応用できること等が明らかになった。さらに、応用力学研究所付属津屋崎海洋災害実験所沖合2kmの海域に設置された海洋観測ステ-ションに3次元電磁流速計と直径50cmの波力計測用の鉛直円柱を取り付け計測を開始した。計測項目は波高・風速・水粒子速度・波力の4項目である。また波高は容量式波高計、風速はカップ式風速計、水粒子速度は3次元電磁流速計、波力は防水型2分力計でそれぞれ計測する。現在までの計測で得られたデ-タによると
(1)水粒子速度は微小振幅波の理論で精度よく推定できる。
(2)波力の計測から得られた抗力係数はかなり小さく、質量力係数が大きい。
等であるが、これらはいずれも入射波高が小さい場合の特徴を表している。この原因は
(1)これまで得られたデ-タには大波高の場合が含まれていないこと
(2)流速計の没水深度が海面から2.5mと比較的大きいこと
等によると考えられる。そこで来年度は電磁流速計をさらに海面に近い位置に設置する。また台風時及び冬季の季節風が強く、大波高が期待できるときの計測を重点的に行う予定である。

URL: 

Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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