2002 Fiscal Year Annual Research Report
効率的な3次元比抵抗インヴァージョン手法の開発とその実データへの適用
Project/Area Number |
02F00053
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
上嶋 誠 東京大学, 地震研究所, 助教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SIRIPUNVARAPORN WEERA?CHAI 東京大学, 地震研究所, 外国人特別研究員
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Keywords | 3次元比抵抗インヴァージョン / REBOCC法 / ネットワークMT法 / 3次元比抵抗構造 / 計算手法の開発 |
Research Abstract |
Siripunvarapornが開発を行ってきた新しい効率的な2次元インヴァージョン手法(REBOCC法)を3次元問題に拡張した。 完成したコードを用いて、簡単なsyntheticモデルについてインヴァージョンを試み、通常のMT法の観測データ(同一地点で磁場と電場の水平2成分を取得)については、効率的に3次元インヴァージョンを行えることを確認した。 定点で磁場を測定し、通信回線を用いて地域的な電位差変動を測定、定点磁場との間のレスポンスを求めていくネットワークMT法観測データのインヴァージョンを行うための改良を行った。順問題と感度行列を求める時に、上記観測法に合致するように改良を試みたが、特に感度行列を求める計算の収束速度が遅くなり、現在その原因を究明しているところである。 今年度得られた成果を、オーストラリア、アデレードで開かれた「第3回3次元電磁場国際シンポジウム(2003.2.20-21)」にて公表し、関係研究者と意見交換を行った。
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