2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04F04210
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
酒井 正博 宮崎大学, 農学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
RAM SAVAN 宮崎大学, 農学部, 外国人特別研究員
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Keywords | サイトカイン / ゼブラフィッシュ / インターロイキン10 / インターフェロン |
Research Abstract |
(目的)インターロイキン(IL)-10ファミリーに含まれるサイトカインとして、ヒトでは現在までにIL-10の他にIL-19,20,22,24,26が知られている。しかし、魚類ではこれらの遺伝子の存在についてはほとんど明らかになっていない。そこで、ゼブラフィッシュのゲノムデータベースからこれらの遺伝子のクローニングを試みた。 (方法)ゼブラフィッシュのゲノムのデータベースより、IL-10ファミリー遺伝子のクローニングをin silicoで行った。さらに、この遺伝子が本当に発現しているかを確かめるために、PCRを用いて実際に遺伝子のクローニングを行いその構造の解析を行った。 (結果)ヒトと同じように、ゼブラフィッシュのIL-10ファミリーの遺伝子は、2カ所の異なる染色体上に存在した。そのうちの一つを詳しく解析した結果、インターフェロンガンマ、IL-22、IL-26の存在が確認された。ゼブラフィッシュのIL-22は、5つのエクソンから構成されており、ヒトとの相同性は14,5%であった。一方、ゼブラフィッシュのIL-26は6つのエクソンから構成されており、ヒトとの相同性は16%であった。
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