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2004 Fiscal Year Annual Research Report

新疆ウイグル自治区を中心とする中国・中亜イスラム教地域間国際連結計量経済モデル

Research Project

Project/Area Number 04J00513
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

雪合来提 馬合木提  京都大学, 経済学研究科, 特別研究員(DC2)

Keywords新疆ウイグル自治区 / DPG分析 / 発展要因 / 多地域間産業連関表 / グラビテイモデル / 波及効果 / 中央アジア / マクロモデル
Research Abstract

DPG分析により、1987年から1992年までの期間及び1992年から1997年までの期間の新疆において発展の著しい産業の成長が、どのような需要要因の貢献によるものかを、新疆の産業連関表を用いて検討した。その結果以下のことが解明された。1987年から1992年までの前半期においては、製造業の発展も比較的高く、その発展に著しく貢献したのは移出であった。そして製造業による建設業への民間投資需要や製造業の移出増による商業への中間需要の伸びが建設業、商業の発展を促進させた。1992年から1997年までの後半期には、最も発展している産業は、石油採掘、石油加工、化学などであり、それらの発展に大きく貢献している項目は移入代替である。製造業は移出が減り、伸び悩んでいる。そして製造業による建設業への民間投資需要や製造業の移出減による商業への中間需要の停滞が建設業、商業の発展をも抑制する結果となった。
岡本信広を中心とするアジ研・ジェトログループがCMRIO[2003]作成の際に使用したLeontief and Strout[1963]によるグラビティモデルを採用し、新疆を編入した2002年中国多地域(9地域)間産業連関表を構築した。我々は大規模実地調査は出来ないが、彼らと同一のデータと手法を採用して我々と彼らの計算結果を比較することにより彼らの実地調査の結果を抽出して利用した。構築した産業連関表を用いて波及効果分析を行ったところ、次のことが分かった。(1)新疆は全般的に自地域内での波及効果が小さい。(2)新疆の第三次産業は他地域に多くの波及効果をもたらし自地域には波及効果をもたらさず、第一次、二次産業からの波及効果も小さい。(3)新疆は遠く沿海部から多くの中間財を取り寄せ、西北部残や中部など比較的近い地域に中間財を送り出している。
中央アジア諸国マクロデータの入手、整理及び新彊ウイグル自治区における現地調査を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 新彊ウイグル自治区を編入した中国9地域間産業連関表の作成2004

    • Author(s)
      雪合来提馬合木提
    • Journal Title

      調査と研究 第29号10月(印刷中)

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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