2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04J03992
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
後藤 栄治 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 特別研究員(DC2)
|
Keywords | ユビキチン / E3ユビキチン連結酵素 |
Research Abstract |
1、c-MIRの組織における発現状況の検討 マウス組織におけるc-MIR mRNAの発現をNorthern blot法により解析した。胸腺以外の組織においてユビキタスに発現が認められた。マウス脾臓組織におけるc-MIR mRNAの発現をin situ hybridization法により検討した結果、胚中心、赤脾髄において発現が認められた。脾臓細胞をB220,CD3にて展開し、それぞれの細胞分画をTaqman real-time PCR法により解析した。c-MIR mRNAはT,B細胞にはほとんど発現しておらず、非T非B細胞、F480陽性細胞(マクロファージ)、CD11c陽性細胞(樹状細胞)において発現していることが分かった。 2、c-MIR knock out mouseの作製 現在、ポジティブES細胞からキメラマウスを作製し、germline transmissionが確認されたヘテロ遺伝子欠損マウスを得ている。 3、c-MIRの相同分子の検討 c-MIR相同分子として、43171、28529分子を見出している。Northern blot法によるmRNAの発現解析により、43171分子は脾臓、リンパ節及び骨髄、28529分子は脳に発現していることが分かった。また、43171分子については抗体が出来ており、免疫組織化学法により脾臓B細胞において43171分子の蛋白の発現が認められた。
|