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2005 Fiscal Year Annual Research Report

野生メダカ由来性関連突然変異体の発生遺伝学的解析-XXオス原因遺伝子の同定-

Research Project

Project/Area Number 04J05383
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

大竹 愛 (四宮 愛)  新潟大学, 自然科学系, 特別研究員(PD)

Keywords脊椎動物 / 魚類 / 性転換 / 突然変異 / 性決定 / 性分化
Research Abstract

本研究は、メダカ野生集団由来の性関連突然変異体(性転換個体)の解析から、原因遺伝子を同定し、原因遺伝子の性分化カスケードにおける役割を明らかにすることを目的とする。新潟県白根市の野生集団由来のXXオスに関する昨年度の解析では、(1)主要な原因遺伝子がメダカ連鎖群8に存在すること、(2)原因遺伝子が初期精巣分化に関与する遺伝子であること、を明らかにした。本年度は原因遺伝子近傍の詳細マッピングを進めた。
1.白根XXオス原因遺伝子の連鎖分析(1)雄の減数分裂を用いた連鎖分析:連鎖群8について白根由来(変異型;Sとする)と野生型(Dとする)のヘテロDS雄と、野生型ホモDD雌の交配から、XX雌264個体とXX雄145個体を得た。連鎖群8のマーカーと雄との連鎖分析から、原因遺伝子を1.4cMの領域に絞り込んだ。また、この領域が雌の遺伝距離では12.5cMに相当することを明らかにした。この過程で、白根由来連鎖群8の、近交系Hd-rRへのコンジェニック化を進めた。(2)雌の減数分裂を用いた連鎖分析:ヘテロDS雌と野生型ホモDD雄との交配から得たXX雄52個体の連鎖分析から、原因遺伝子を雌の遺伝距離3.1cMの領域に絞り込んだ。
2.原因遺伝子領域の塩基配列の入手:原因遺伝子を挟む2つの近傍マーカーを、Medaka Genome Project(http://medaka.utgenome.org/)にてBLAST検索した結果、これらは同じscaffold上に存在することが明らかとなった。DNA配列情報から、原因遺伝子領域が約1.1Mbであることが明らかとなった。
本年度の研究で原因遺伝子領域のDNA配列を得たことより、原因遺伝子の同定が極めて現実的となった。また、今後の性分化過程の詳細解析に必要な、変異領域のコンジェニック系統が作成された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] An autosomal mutation induces female to male sex-reversal in the early sex-defferentiating stage in the medaka, Oryzias latipes.2005

    • Author(s)
      A.Shinomiya
    • Journal Title

      Mechanisms of Development 122 (Supple-ment1)

      Pages: S121

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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