2005 Fiscal Year Annual Research Report
電子情報化社会におけるプライバシ保護を目的とした暗号プロトコルの研究
Project/Area Number |
04J10877
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
繁富 利恵 東京大学, 大学院・情報理工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | プライバシ保護 / 匿名認証 / セキュリティ |
Research Abstract |
電子情報化社会において,プライバシ保護は非常に重要な位置を占める.申請者は,従来より,プライバシ保護とセキュリティの両立を可能とした匿名認証技術の研究に従事しており,Refreshable Tokensという技術の開発を行っていた.本年は,その中でもRefreshable Tokensの3つの要件からなりたつ構成を提案し,その要件を満たす技術の開発を行った.特に,従来法のセキュリティにおける問題点を考察し,その解決策を提案した.また,提案手法の様々な応用について言及を行った.今回の提案手法は,従来提案されていたBrandsタイプのブラインド署名方式を元にして,2003年に提案されたMaitlandが提案したRestrictive Partially Blind署名を元にしている.これにより,従来よりの利点であったOptional Linkabilityの精度を落とすことなく,新たなスキームの提案を行うことができた.
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Research Products
(1 results)