1994 Fiscal Year Annual Research Report
農業の新しい位置づけによる現代日本型都市農村計画法的手法の研究
Project/Area Number |
05660284
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Research Institution | KOGAKUIN UNIVERSITY |
Principal Investigator |
東 正則 工学院大学, 工学部, 講師 (30100259)
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Keywords | 農業の多面的機能 / 都市農村計画法 / 地域資源管理 / 集落自治 / 自律的コントロール |
Research Abstract |
1研究の目的 本研究は、農業の多面的な機能を都市環境を確保する上での重要な資源として位置づけ、これを如何に計画的に位置づけることができるか、制度として機能させる場合の課題を検討しようとするものである。 2調査結果の概要 最初に農業の新しい位置づけを明確にする必要があることから、これまで農村がいかなる位置づけの下に置かれ、いかなる議論がなされてきたかを概観し、農村における計画制度の論点を整理した。 次いで、都市及び農村において現状で如何なる制度が適用され、如何なる機能を果たしているかを検討し、農業の新しい位置づけの視点から如何なる問題があるかを明らかにした。 更に、国の制度を補完して地方自治体が創意工夫を凝らして展開している条例等について、何故これらが必要となっているのか、如何なる機能を果たしているのかを明らかにした。 最後にこれらの検討を踏まえて、農業の多面的な機能を活かした計画制度のあり方として、きめ細かな自主的な地域資源管理を集積していくことが必要であり、農家の自律的な仕組みを加える必要性を述べた。
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