2005 Fiscal Year Annual Research Report
日本におけるコンパクトシティモデルの定式化とその発展途上国への適用可能性
Project/Area Number |
05F05274
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
石坂 公一 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ROYCHANSYAH M.S. 東北大学, 大学院工学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | コンパクトシティ / 持続可能性 / 概念モデル / 開発途上国 / コンパクト度評価 |
Research Abstract |
以下の項目について研究を行った。 1.コンパクトシティに関する国内外の文献調査 コンパクトシティに関する国内外の文献を広く収集し、主として理論的な観点から「持続可能性」と「コンパクトシティ」に関する概念を整理し、コンパクトシティを巡る種々の概念・論点を明確化した。 2.コンパクトシティ概念を表現するデータの検討 1.の理論的な検討を踏まえ、コンパクトシティ概念を表現する具体的なデータについて検討し、都市のミクロ的な構造の把握と時系列的な変化状況が把握可能であること、統一的な様式で整理されており都市間の比較が容易であること等から当面は国勢調査の第3次メッシュ別、町丁目別、基本単位区別の集計結果を用いることとした。 3.調査対象都市の選定 日本・英国両国に関して都市全域を対象としたマクロ的なデータのうち、必要と考えられるデータを都市別収集した。これらのデータを用いた基礎的な分析の結果と文献調査等より、日本におけるミクロデータ収集のモデル都市としては福井県福井市を対象とすることにし、2.で分析の対象とすることとした小地域別のミクロデータを収集し、基礎的な分析を行った。また、現地調査を行い、都市の空間的状況を把握するとともに、現地の研究者との意見交換を通じて、情報収集を行った。
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