2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06F06307
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
岡出 美則 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
NUNOMURA Myrian 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | スポーツ教育 / コーチ育成 / 競技選手 / 選手育成 / こーチング過程 |
Research Abstract |
研究段階:トップレベルの選手に関わるコーチの指導方法を向上させることを目的とし、6種目の競技に関して、ブラジルで活躍する23名の熟練コーチを対象に、9月-10月にインタビューを行った。優れたコーチになるためには何が望ましく、何が必要とされているかを(1)知識、(2)技術、(3)態度、(4)行動、(5)資質等、教育的観点からの聞き取り調査を行った。 インラビュー結果は現在プロコトル化を進めている。それを質的手法に基づいて分析を進め、公表する予定である。 発表内容:思春期の選手に対するコーチの対応が選手の競技の継続に与える影響」という内容の発表を行った。ブラジルにおいて、思春期の男女の選手を指導する体操競技のコーチは、現在46名である。コーチとしての経験年数は11.16±2.26年であった。「親の支援」と「試合の位置づけ」という2項目について発表を行った。多くのコーチ親の支援は非常に重要だと考え、親の支援がなければ選手の上達に支障をきたすと考えている。他方、親が結果、成功、評価に厳しく、選手の成績を大いに期待する場合、選手は精神的な負担を感じると思われている。多くのコーチが選手に対する試合の役割について成長と発達、そして動機付けにも深く関わっていると考えている。ただし結果を出すことのみを要求するのでなく、選手たちに試合を楽しませ、人間関係・自己啓発等に良い影響がらうように試合を取り入れていくのがコーチの役割であると考えている。
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Research Products
(4 results)