1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07242102
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
御園生 誠 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20011059)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩本 正和 北海道大学, 触媒化学研究センター, 教授 (10108342)
服部 忠 名古屋大学, 難処理人工物研究センター, 教授 (50023172)
小野 嘉夫 東京工業大学, 工学部, 教授 (10016397)
菊地 英一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (90063734)
|
Keywords | 固体触媒 / 触媒材料 / 触媒設計 / 固体反応場 / 先導的環境触媒 / 特殊反応場の構築 / 触媒活性点のデザイン / 分子ダイナミックス |
Research Abstract |
次世代触媒と呼ぶに値する新触媒、或いはそのための新触媒設計コンセプト、新触媒材料、新反応を提案することが大目的である。そのため、(1) 原子分子レベル設計、(2) 複合機能、(3) 新材料、(4) 分子反応工学、(5) 環境触媒の各班で研究を遂行した。全体としては、このコンセプトが深化され、本領域に著しい進歩が見られた。また、個別にも多くの素晴らしい具体的成果が上がった。隣接分野、異分野の交流も促進され、情報交換、共同研究が活発化した。その結果、学会の活性化に大いに貢献した。日本発の総説誌Catalysis Surveys from Japanの発刊、4回にわたる国際環境触媒フォーラムの開催と成功は、本重点領域研究の成果によるところが大きい。このように当初の目標は概ね達成されたものと考えている。 研究組織は5つの実施班と総括班で編成した。班会議、班長会議、総括班会議を定期的に開催し計画全体が連携してスムーズに進捗するよう調整した。と同時に、班を横断するテーマについてサテライトセミナーを9回開催したことが本領域研究の大きな特徴である。このセミナーは大変好評で、共同研究へのインセンテイブとなった。これらの活動の結果、当初計画したテーマについての連携を促進できたことに加え、自発的な共同研究が数件スタートした。これらの連携は現在も進行中であり、実績を上げつつある。また、班員間の情報交換、連絡には年2回、計6回ニュースレターを発行した。
|
Research Products
(5 results)
-
[Publications] G.Koyano et.al.: "Structural Changes of Surface Layer of Vanadyl Pyrophosphate Catalysts by Oxidation-Reduction and Their Relationships with Selective Oxidation of n-Butane" J.Am.Chem.Soc.120. 767-774 (1998)
-
[Publications] M.Ogura et.al.: "Intrapore Catalysis in Reduction of Nitric Oxide with Methane" Catal.Today. 42. 159-166 (1998)
-
[Publications] T.Baba et.al.: "Nature of the acidic protons in H-mordenite and H-MCM-22 as studied by variable temperature ^1H MAS NMR" Microporous and Mesoporous Materials. 22. 203-210 (1998)
-
[Publications] A.Shichi et.al.: "Catalyst Effectiveness Factor of Cobalt-Exchanged Mordenites for the Selective Catalytic Reduction of NO with Hydrocarbons" Appl.Catal.B. 17. 107-113 (1998)
-
[Publications] M.Yonemitsu et.al.: "Catalytic Epoxidation of Stilbene and Its Derivatives with tert-Butyl Hydroperoxide on Mn-MCM-41" J.Catal.178. 207-213 (1998)