2007 Fiscal Year Annual Research Report
戦後都市における居住貧困地区への社会的排除/包摂に関する地理学的研究
Project/Area Number |
07J11559
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
本岡 拓哉 Osaka City University, 大学院・文学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | 都市社会地理学 / 居住貧困 / 在日朝鮮人 / 不法占拠地区 / 広島市 / 社会的排除 / 社会的包摂 / 戦後 |
Research Abstract |
平成19年度の研究調査実施状況については、広島を研究フィールドに研究を進めてきた。研究課題「戦後都市における居住貧困地区への社会的排除/包摂に関する地理学的研究」において、居住貧困地区として在日朝鮮人集落を位置づけており、その状況や居住改善についての研究を進めるに当り、その研究フィールドを広島市を最適の地として選択した。平成19年度において、広島には3回(2007年10月、2008年2月・3月)赴いたが、現地では、広島韓国朝鮮社会研究会(代表:広島大学総合科学部、李東碩)に参加し、当会の第3分科長として、調査を進めていった。具体的な調査としては、広島県立文書館ならびに広島市立公文書館で戦後広島市内の在日朝鮮人社会に関係する文献資料や新聞記事の収集を行ない、広島市内に現存する、在日朝鮮人集住地区で住民への聞き取り調査を行なった。これまで全く表に出てこなかった資料を発掘し、戦後広島のこれまで見えていなかった状況を明らかにすることが可能となったことは意義が大きい。そして、この調査の関連で、戦後広島の在日朝鮮人社会に直接関わったキーパーソンを松山市まで訪問し、インテンシブなインタビュー調査を行なった(2008年3月)。以上の調査内容については、途中報告として、2007年11月の人文地理学大会(於:関西学院大学)や広島韓国朝鮮社会研究会などにて口頭発表を行なった。
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Research Products
(4 results)