2007 Fiscal Year Annual Research Report
免疫プロブリンクラススウィッチにおけるmiRNAの機能の検討
Project/Area Number |
07J45080
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
吉田 愛 (幸谷 愛) Kyoto University, 医学研究科, 特別研究員(RPD)
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Keywords | micro RNA / leukemia / MLL / drug resistance |
Research Abstract |
MLL関連白血病は予後不良な白血病である。Micro RNAは発生、生理、発ガンなどにおいて重要な役割を担うことが報告されている。MLL-AF4 ALLにおいて発現が低下しているmiR-128bにおいて、miR-128b gene上の新奇mutationがmicro RNAのprocessingを阻害すること、および、miR-128bがステロイドの感受性を増すことを明らかにし、報告してきた。さらに、miR-128bに加え、同様にMLL-AF4 ALLにおいて発現が低下しているmiR-221にもステロイドの感受性を増す働きがあること、更には、miR-128bとmiR-221を同時に発現させた場合にsynergetic effectが認められることあきらかにしつつある。miR-128bのtarget geneとしてはMLL,AF4,MLL-AF4,AF4-MLLが同定され、miR-221のtarget geneとしてはCDKN1Bが同定されたが、CDKN1BはMLLおよびMLL-AF4に,よって、直接発現を制御されること、MLL-AF4 ALLにおいてCell cycleをGO期に誘導し、細胞をQuiescenceの状態に移行させること、よって抗がん剤の効果を抑制することが報告されている。miR-128bとmiR-221に認められたSynergetic effectは、MLL,MLL-AF4-CDKN1B-Quiescence-drug resistanceというPathwayを抑制することにより著しいステロイドに対する感受性の増加を引き起こしたと考えられる。miR-221,miR-128bはchemotherapeutic sensitizerとして治療のtargetとしても有望であると考えられる。
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Research Products
(7 results)