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1996 Fiscal Year Annual Research Report

オオニジュウヤホシテントウ類の分布要因と害虫化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08660054
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

佐藤 仁彦  東京農工大学, 農学部, 助教授 (30014955)

Keywordsニジュウヤホシテントウ / オオニジュウヤホシテントウ / 東京西郊型エピラクナ / 分布要因 / 温度 / 変異性 / 翅鞘斑紋 / 化性
Research Abstract

1.分布を制限する要因
ニジュウヤホシテントウおよびオオニジュウヤホシテントウについて、種々の温度が発育に及ぼす影響を調べたところ、温暖な地域に広く分布するニジュウヤホシテントウは30℃においても発育が可能であるが、ニジュウヤホシテントウより低温の地域に分布するオオニジュウヤホシテントウは全く発育できなかったことから、温度が分布要因の一つであることがわかった。
神奈川県下で冬季の高温が東京西郊型エピラクナの分布南限制限要素となっていることから、静岡県下の未発見地域の分布を調査し直したところ、新たな生息地の探索により、本種の分布地域の全貌が明らかとなり、分布要因の解明に一歩近づくものと予測された。
2.地方種族の遺伝的分化
エピラクナ属テントウムシの翅鞘斑紋は変異性に富んでおり、種の同定に際して誤同定をひきおこす原因となっているが、数種の変異性が遺伝性であり、生息地域によって因子構成に差異があることがわかった。
オオニジュウヤホシテントウの化性は一般的に1化性とされているが、分布地域によっては2化性を示す個体群が存在し、化性にも地方的な差異があることが明らかとなった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 佐藤仁彦: "東京西郊型エピラクナの翅鞘斑紋変異" 日本応用動物昆虫学会誌. (発表予定).

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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