1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09650435
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Fukuoka Institute of Technology |
Principal Investigator |
浜辺 隆二 福岡工業大学, 情報工学部, 教授 (40104814)
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Keywords | ホームオートメーション / ホームバスシステム / コンフォーマンステスト / HA / HBS / 適合性試験システム / 情報ネットワーク |
Research Abstract |
交付期間内の研究目的は、HBS(ホームバスシステム)情報ネットワークに関する以下の内容である。 (1)7層適合性試験法を完成させ3層と7層の上位層の試験法をISDNを使用した遠隔試験システムに発展させる。 (2)ホームバスを利用したマルチメディア伝送実験を行い、将来のマルチメディアバスとしての有効性を検証する。 (3)新たな無線HBS方式を提案する。 [目的(1)について] 7層の適合性試験システムはほぼ完成した。また、ISDNを使用した3層と7層の遠隔適合性試験システムも完成した(達成度 90%程度)。これらの研究成果は、平成10年度中にIEEE学会へ論文として投稿する予定である。 [目的(2)について] 新たな画像圧縮法を提案し、良好な成果を得た。また、マルチメディア伝送実験としてMPEG1の送受信をHBSとISDNを介して行った。平成10年度は、H261レベルの動画像圧縮法を提案し、ホームバス伝送実験行い、その有効性を検証する予定である。 [目的(3)と追加研究について] 目的(3)は平成10年度に検討する予定である。現在はHBSとインターネット(TCP/IP)のゲートウエイを開発中で、これを応用してPHSにも対応できると考えている。また、近年急速にIEEE1394ホームバス方式が世界的に普及し始めていることからこれに関する研究を新たに追加する。現在の当研究室のHBSをIEEE1394バスに置き換えた場合のシステムを構築し、問題点の抽出とその解決法を検討する。 上記の研究成果は、論文1編、国際会議2編、研究会2編、学会発表3編として発表した。また、現在学術論文1編の投稿(査読中)と電情通全大1編を発表予定(3/28)である。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 浜辺、村田: "ISDN回線を利用した遠隔HBS間の相互通信" 映像情報メディア学会年次大会講演予稿集. ITE'97. 85 (1997)
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[Publications] 細石、浜辺: "学習型動きベクトル量子化による動画像圧縮" 情報処理学会第55回全国大会論文集. 分冊3. 3-519-3-520 (1997)
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[Publications] 細石、浜辺: "可変ブロックサイズ動きベクトル量子化に関する考察" 電子情報通信学会技術研究報告. IE97 No.203. 55-60 (1997)
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[Publications] 岩本、浜辺: "予測誤差信号を用いた適応ニューラルネットワークによる画像圧縮" 電子情報通信学会技術研究報告. IE97 No.203. 61-66 (1997)
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[Publications] 浜辺、細石: "学習型動きベクトル量子化に関する研究" 福岡工業大学言語情報工学研究所彙法. Vol.8. 73-78 (1997)
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[Publications] 浜辺、宮城、立松: "遠隔HBS適合性試験システムの構成法" 平成9年度電気関係学会九州支部連合会大会論文集. No.1501. 723 (1997)
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[Publications] R.Hamabe: "An Adaptive Residual Neural Network for Image Compression" Proc.of the 7-th AU-FIT-NUST University Joint Seminar. Vol.7. 141-148 (1997)
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[Publications] R.Hamabe and K.Iwamoto: "An Adaptive Neural Network Based on Prediction Errors for Image Compression" IEEE Int.Workshop on Intell.Sig.Proc.& Comm.Systems. ISPACS'97. s431-s439 (1997)