2009 Fiscal Year Annual Research Report
RIG-Iファミリー分子による非自己RNA認識機構の解析
Project/Area Number |
09J04052
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
成田 亮 Kyoto University, ウイルス研究所, 特別研究員(DC2)
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Keywords | 自然免疫 |
Research Abstract |
RIG-Iファミリー分子は細胞内でウイルス核酸を認識し、自然免疫応答を惹起する感染センサーである。われわれはすでにRIG-IのRNA結合領域がC末端領域であることを明らかにし、その立体構造を示した。そこで他のRIG-Iファミリー分子であるMDA5、LGP2についても同様の解析を行った結果、MDA5、LGP2においてもRNAとの結合にはC末端領域が重要であることを見出し、その立体構造を明らかにして報告した(Takahasi et al., J.Biol.Chem., 2009)。また、RNA結合およびシグナル伝達において、C末端領域の塩基性アミノ酸および特定のフェニルアラニン残基が重要であることを明らかにした。 これまでの報告で、LGP2はMDA5と協調的に機能していることが示唆されているが、MDA5およびLGP2の生化学的性質およびその分子構造と機能に関する情報の欠如から、LGP2によるシグナル制御機構の実体は明らかとなっていない。今回われわれはMDA5およびLGP2のRNA認識領域を同定し、その立体構造を明らかにした。このことは、LGP2によるシグナル制御機構を明らかにする上で大いに役立つと考える。
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Research Products
(3 results)