2001 Fiscal Year Annual Research Report
胆嚢、胆管における発癌の機序-胆道型前癌病変としての膵胆管合流異常症のcDNA microarrayを用いた分子生物学的研究
Project/Area Number |
12671246
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
関戸 仁 横浜市立大学, 医学部, 講師 (90187849)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林崎 良英 理化学研究所, ゲノム科学総合研究センター, プロジェクトディレクター (70192705)
石川 孝 横浜市立大学, 医学部, 助手 (80275049)
市川 靖史 横浜市立大学, 医学部, 助手 (70254208)
岡崎 康司 理化学研究所, ゲノム科学総合研究センター, チームリーダ (80280733)
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Keywords | 膵胆管合流異常 / マイクロアレイ |
Research Abstract |
胆道系発癌の機序は未だ不明である。我々はこれまで、胆道系の前癌病変である膵胆管合流異常症の研究から、その発癌機構を検討してきた。これにより発癌の初期に起こる変化として、テロメラーゼ、Bc1-2の異常発現が起こることを確認してきたが、遺伝子発現を包括的に検討するため、cDNA microarrayによる遺伝子発現プロファイルの作成を試みている。しかし、検体から抽出されるRNAは微量で、そのままでは解析に充分な量ではないため、Ambion MEGA Script T7 kitを用いたlinear amplification法によりRNAの増幅を行い、解析に使用する。平成12年度に一症例について解析を行っており、臨床検体から抽出した1.5〜3ugのtotal RNAから、cDNA microarrayによる解析が可能であることを確認している。 平成13年度は、膵胆管合流異常症、そこから発生した胆嚢癌、孤発性に発生した胆嚢癌、比較対照としての他疾患で合併切除した胆嚢粘膜の検体より、RNAの抽出、調整を行い、順次linear amplificationを行っている。今後は比較対照がそろった段階で、microarrayにHybridizationする予定である。
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