2000 Fiscal Year Annual Research Report
脊髄保護法へのischemic preconditioningの導入early protectionにおけるheat shock protein,protein kinase C,KATP channelの果たす役割
Project/Area Number |
12671294
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
町井 正人 北里大学, 医学部, 講師 (50209467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲葉 英夫 金沢大学, 医学部, 教授 (60159952)
小原 邦義 北里大学, 医学部, 助教授 (40075510)
三好 豊 北里大学, 医学部, 助手 (50276094)
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Keywords | ischemic preconditioning / heat shock protein |
Research Abstract |
本年度は,『ischemic preconditioning後の脊髄におけるheat shock protein(HSP)70 familyおよびその他のHSP familyの発現と消退』についての研究を行った. 研究施設を移動したこと(秋田大学より北里大学へ)により実験器材の不備等があったこと,申請者が従来より使用していた家兎実験モデルにおいての追実験で,pentobarbitalによる脊髄保護作用が証明されたため(本件に関しては,Ann Thorac Surgに投稿しacceptされている)麻酔法を変更し実験モデルの改良を行い実験を開始したこと,また,大腿動脈よりのバルーン付きカテーテル挿入による大動脈遮断ではremote ischemic preconditioningの効果が出現してしまうこと(本件に関しては投稿予定)等により研究開始時期が遅れた. 現在までに得られた知見としては,early protectionとdelayed protectionでは関与するHSP familyが異なるということである.delayed protectionにおいてはHSP70 familyの関与が示唆されているが,今回の申請者らの実験においても同様の結果が示唆された.しかし,early protectionにおいては,HSP70 familyの関与は無く,他のHSP familyがごく僅か関与しているかHSP familyの関与はなく未知の体液性物質が関与していることが強く示唆された.(来年度発表予定)
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