2000 Fiscal Year Annual Research Report
総合的な学習の充実を図るとともに学校教育の発展を支える理科カリキュラムの追究
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12680183
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
橋本 健夫 長崎大学, 教育学部, 教授 (00112368)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀 哲夫 山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (30145106)
大高 泉 筑波大学, 教育学系, 教授 (70176907)
戸北 凱惟 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (20018659)
中山 玄三 熊本大学, 教育学部, 助教授 (40211437)
吉田 俊久 埼玉大学, 教育学部, 教授 (90016395)
川上 昭吾 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10033896)
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Keywords | 総合的な学習 / 教科学習 / 理科学習 / 里山を利用した学習 / 川を利用した環境学習 / 子どもの認識 |
Research Abstract |
総合的な学習が組み入れられた各学校段階の教育実践は、従来の教科を中心とした学習の枠を大きく越えた多様なものになると考えられる。これらの実践を実り多いものにするためには、児童・生徒の自主的な活動を中心とする総合的な学習と教科学習を関連させて共に充実させる必要がある。 このためには、実際に総合的な学習の時間に展開できる学習を考案・実施するとともに、そこで展開される活動に必要な知識・技能を分析することが必要となる。次に、それらの諸能力をどの段階で、どのように育成すべきかを詳細に検討し、両者の関連をより強める工夫が講じられなければならない。この考えをもとに、本年度においては、次に示すテーマで研究に従事した。 (1)総合的な学習の考案と実施に向けての準備 A.橋本・・・「自分のからだ」をテーマにした総合的な学習の考案と教員用手引き書作成準備 B.戸北・・・「里山とくらし」をテーマにした総合的な学習の考案と実施に向けての準備 C.川上・・・「川とくらし」をテーマにした総合的な学習の考案と実施に向けての準備 (2)教科の学習と総合的な学習をつなぐための学習理論等の検討 D.堀・・・「児童の認識」を中心とした学習論の検討 E.大高・・・「総合的学習の環境教育の中で占める位置」を中心とした学習論の構築 F.吉田・中山・・・教科学習を生かす総合的学習のあり方 (1)については、調査段階を終わり実施に向けた段階に入っている。この中で教科の学習と連携が必要と考えられる事項については、(2)のメンバーに報告し互いに検討を重ねた。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 橋本健夫: "総合的な学習を支える知識・技能に関する一考察"日本科学教育学会第24回年会論文集. 第24巻. 201-202 (2000)
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[Publications] 橋本健夫: "厳格な成績評価への一つの試み"日本高等教育学会第3回大会発表要旨集. 第3巻. 56-57 (2000)
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[Publications] 橋本健夫: "こんな総合的学習はやめよう"総合的学習を創る. 127号. 62-62 (2000)
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[Publications] 堀哲夫: "Development of Assessment Approache for Training Students Abilities in Problem Solvining"Journl of Science Education in Japan. 24巻3号. 170-178 (2000)
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[Publications] 堀哲夫: "中学生及び高校生の力学概念の理解に関する基礎的研究"教育実践学研究. 第5巻. 1-11 (2000)
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[Publications] 川上昭吾: "小・中学校のプールに生息する水生昆虫を教材化すうための基礎的研究"愛知教育大学観察実習園報告書. 平成12年度. 1-8 (2001)
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[Publications] 吉田俊久: "The Adsorption of CHClF_2 on NaY5,6Zeolite"Adsorption. No.3. 259-267 (2000)
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[Publications] 戸北凱惟: "環境認識の形成に及ぼす実験活動の効果"科学教育研究. Vol.24 No.1. 20-28 (2000)