2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12770929
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
葉梨 秀樹 杏林大学, 医学部, 助手 (20301476)
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Keywords | 着床現象 / Rho / インテグリン |
Research Abstract |
1)SatyaswaroopおよびBravermanらの方法に従ってインフォームドコンセントを取得後、人工妊娠中絶時に妊娠初期脱落膜を採取し実験材料とした。 2)SatyaswaroopおよびBravermanらの方法にて妊娠初期脱落膜の培養細胞を作製した。 3)妊娠初期脱落膜の培養細胞を抗Rho抗体を用いて免疫蛍光染色した結果、細胞質にRhoの発現がみられた。 4)妊娠初期脱落膜の培養細胞を、Rhoの選択的阻害剤であるボツリヌス菌菌体外酵素C3添加とともに培養し、固定後FITC-Phalloidinにてアクチンフィラメントを染色した結果、C3酵素により、アクチンフィラメントの構造が破壊された。 5)7週令のCD-1雌マウスをPMSG-hCGにて過排卵誘起し、同系雄マウスと交配し、hCG投与後96h後に子宮内初期胚(桑実胚および初期胞胚)を回収し、脱落膜間質細胞と共培養した。C3をBASAに添加し、Rhoの着床現象における役割を検討した結果、C3酵素の添加はマウス胞胚のhatchingおよびattachmentに影響を与えなかったが、マウス初期胚の伸展した面積(μm2)を濃度依存性に抑制した(非添加群:124,C3 1ng/ml:89.9,C3 10ng/ml:74.5,C3 100ng/ml:67)。 これらのデーターより、子宮内膜におけるRhoは初期胚の浸潤に関与している可能性が示唆された。
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Research Products
(1 results)