遺伝看護の卒後教育と遺伝看護ネットワークに関する実践的研究

2000 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 12771495
• Research Institution: Yamaguchi University
• Principal Investigator: 飯野 英親 山口大学, 医学部, 助手 (20284276)
• Keywords: 遺伝看護 / 卒後教育 / 遺伝看護ネットワーク

Research Abstract

本年度は申請書に従って,タイムリーな卒後継続教育を効率的に行え,その反応が得やすく,研究成果の共有化が可能,ネットワークを組みやすい,費用対効果が高いなどの点でインターネットを利用した遺伝看護卒後教育メディアの基盤構築に取り組んだ.
そのために遺伝看護ネットのWebコンテンツを作成,学内LANを利用して情報発信するためのハードウェアの基礎的整備をおこなった.まず,遺伝看護ネットの日本語版ホームページをドラフト的に完成させた.現在,日本語版をhttp://www.cc.yamaguchiu.ac.jp/〜boshi/geneticnursing/にアップロードしている.看護卒後教育のコンテンツ内容も,アップトゥーデイトに行っており,看護職が理解しにくいPCR法,FISH法,遺伝子治療等の解説,その他遺伝学の基礎知識を含めている.また,看護研究者,臨床看護婦が応募できる研究助成のリスト等も公開した.今後は読者の意見を反映させた内容に改定していく予定である.また,平成13年初夏を目標に英語版の作成とリンク先の承諾許可の申請準備を進めている.
現在は試験的運用期間であるため,本学のサーバーにWebコンテンツを収めている.今後は,日本遺伝看護研究会(事務局代表者:聖路加看護大学 有森直子先生)と連絡を密にし,将来的には日本遺伝看護研究会のミラーサイトとして,わが国の遺伝看護卒後教育の運営を視野に入れている.そのため,遺伝看護文献ライブラリーの作成にも取りかかっており,遺伝看護ネットワークのホームページアップロードと同時期にアップしていく予定である.