2000 Fiscal Year Annual Research Report
地理情報システムを用いたインターネット上での対話型地図アニメーションに関する研究
Project/Area Number |
12780067
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
関根 智子 日本大学, 文理学部, 助手 (90297763)
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Keywords | 地理情報システム / コロプレス地図 / 地図アニメーション / 地図のクラス分け方法 |
Research Abstract |
本研究は、コロプレス地図作成におけるクラス分け方法の諸問題について、地図アニメーションを制作し、それらを利用しながら検討・考察を行った。まず、千葉県市区町村界の境界ファイルを地理情報システムのソフトウェアであるArcViewで作成した。変数としては、1995年の千葉県市町村別人口を選択してExcelに入力するとともにArcViewにリンクした。市町村別人口に対し、ArcViewを用いて等間隔、標準偏差、最適化、等面積、等量(四分位)のクラス分け方法を実行して、千葉県の市町村別コロプレス地図を作成した。それらの地図からGIFファイル形式の分類アニメーションを制作し、クラス分け方法によって空間パターンがどのように異なるかを明らかにした。次に、適切なクラス分け方法であった最適化法を用いてクラス数を2〜6に変化させたコロプレス地図を作成し、クラス数の変化と空間分布パターンとの関係を総描アニメーションで表現した。さらに、1955年から10年ごとの千葉県市町村別人口の変化を表現した時間アニメーションと、1つの変数(1995年千葉県市町村別人口)を年齢別に区分し、区分された変数の空間的パターンの違いを考察することができる空間傾向アニメーションを制作した。 これらの地図アニメーションの利用は、コロプレス地図間の比較を容易にするとともに、クラス分け方法やクラス数を対話的に検討しながら適切なコロプレス地図を作成することや、時間や変数内の区分に伴う空間的パターンの違いを考察する有効な手段であることが明らかとなった。これら4つのアニメーションは、インターネット上で公開している
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Research Products
(2 results)