2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12792006
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Research Institution | Tsuyama National College of Technology |
Principal Investigator |
大西 輝尚 津山工業高等専門学校, 情報工学科, 助教授 (80043727)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 正 津山工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (90099846)
大重 広明 津山工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (90029158)
大森 晋爾 津山工業高等専門学校, 校長 (10032872)
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Keywords | 情報ネットワーク型福祉システム / 身体保持装置 / 全方向移動型抱き上げ装置 / 移乗用車椅子 / 自動車用座位固定装置 / 入浴用座位固定装置 / 福祉用椅子机 / データ入出力装置 |
Research Abstract |
この研究では、「寝たきり状態の人」等にみられる生活機能の劣化をいかに介助するかという問題に対して、次のようなユニバーサルデザインの概念に基づいた情報ネットワーク型福祉システムの開発、地域連携研究の推進、及び研究成果の公開を行った。 1.身体保持装置(ボディスーツ)と全方向移動型抱き上げ装置(ホイスト)による寝たきり状態の人の機械的な抱き上げ介助法に基づく移乗用車椅子、耐衝撃吸収装置付き自動車用座位固定装置、入浴用座位固定装置、及び着座装置付き多機能作業台(福祉用椅子机)による日常生活に必要な姿勢の制御法の開発。 2.身体保持装置の股サポータに排泄処理装置(小便用ポケットと大便用ポケット)を組み込み、移動中の排泄と消臭処理を可能とする移動法の開発。 3.身体保持装置と自動車用座位固定装置による通院方法、音、画像、動作の3種類の各データを統一的に扱うデータ入出力装置(テレキューブシステム)、簡易入力による知的支援型福祉サービス法、パソコン端末からの公的定型サービスの検索方法、各種作業が可能な着座装置付き多機能作業台等によるのエージェント方式の情報ネットワーク型福祉システムの開発。 4.津山高専の地域共同テクノセンター活動(福祉機器研究会)、津山市のユニバーサルデザイン活動(津山地域介護・福祉情報ネットワーク研究会)、岡山県の福祉機器関連共同研究事業(福祉用具研究会)、及び地域交通システムの研究(岡山県情報ハイウエイ)等の地域連携研究の推進。 5.岡山県産業振興財団主催の大学等の「研究室公開」、経済産業省主催の「2001中国地区夢と技術の産業展」、及び全国マルチメディア祭の「2002津山地域情報化フェア」での研究成果の公開。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 国立高等専門学校協会: "身体保持装置とホイスト装置を用いた抱き上げ介助法の開発"日本の高等専門学校・産学連携の推進. 初版. 10 (2003)
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[Publications] Teruhisa Onishi, Tatsuo Arai, Kenji Inoue, Yasushi Mae: "Development of Basic Structure for Exoskeleton Cyborg System"Journal of Artificial Life and Robotics. Vol.7(発刊予定). (2002)
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[Publications] Teruhisa Onishi, Tatsuo Arai, Kenji Inoue, Yasushi Mae: "Development of a Welfare Work Support System Using a Chair-desk"Proceedings of the 6th International Conference on Mec hatronics Technology. ICMT2002. 379-384 (2002)
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[Publications] 岡田正, 野村光司: "小規模組織向けネットワークサーバへの旧型パソコンの再利用"津山工業高等専門学校紀要. 44号. 21-24 (2002)
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[Publications] Teruhisa Onishi, Tatsuo Arai, Hiroyuki Hatta: "Care Device for Transporting Disabled Person"Proceeding of the International Conference on Machine Automation. ICMA2000. 445-450 (2000)