2001 Fiscal Year Annual Research Report
α(II)プロコラーゲン遺伝子に相同性を持つ1.6kbの新しい遺伝子の同定と解析
Project/Area Number |
12877225
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
占部 憲 北里大学, 医学部, 講師 (90284489)
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Keywords | α1(II)procollagen / 軟骨細胞 / 細胞分化 |
Research Abstract |
(1)ラット長幹骨骨折治癒過程において、II型コラーゲン遺伝子は骨折後7日より発現し骨折後10日に最も強く発現する。一方この1.6kb遺伝子は骨折後3,5日に強く発現し、その後その発現は減少する。また甲状腺機能低下症のラットの肋軟骨において、II型コラーゲンの発現は正常ラットと比較し著明に減少するも、1.6kb遺伝子の発現は正常ラットと同等であった。以上より、1.6kb遺伝子の発現はII型コラーゲン遺伝子の発現と異なることが示された。 (2)ラット肋軟骨のcDNA libraryを作製: 13週齢ラットの肋軟骨を採取し、約600mgのtotal RNAを抽出した。得られたtotal RNAよりoligo dTを使用しcDNAを産製した。このcDNAをlambda vectorに組み込み、cDNA libraryを作製した。vectorにくみこまれたcDNAの長さは最長2kbであった。 (3)作製したcDNA libraryのスクリーニング: 当初α1(II)procollagenのN末端521bpを含むcDNAと、triple helix領域である3.1-3.9kbを含むcDNAの二つのprobeを用いてスクリーニングを行う予定であった。しかし作製されたcDNA libraryに含まれるcDNAの長さは2kb以下であったため、3.1-3.9kbを含むcDNAのみをprobeとして使用し、現在スクリーニングをおこなっている。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Ken Urabe: "Inhibition of Endochondral Ossification during Fracture Repair in Experimental Hypothyroid Rats"Journal of Orthopaedic Research. 17. 920-925 (1999)
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[Publications] Ken Urabe: "Immature osteoblastic cells express the pro-α2(XI) collagen gene during bone formation in vitro and in vivo"Journal of Orthopaedic Research. 19. 1013-1020 (2001)