2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12877344
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
梅本 俊夫 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (20067036)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 信之 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (20163610)
浜田 信城 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (20247315)
熊田 秀文 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (60120995)
大室 博正 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (00318891)
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Keywords | 呼気ガス検査 / 口臭 / メチルメルカプタン / メチオニン / アンモニア / 尿素 / 潜在的口臭 |
Research Abstract |
呼気中に含まれる揮発性物質の濃度を測定し、口腔細菌の物質代謝に基づく揮発性物質の濃度変化と口腔常在菌叢の状態特に歯周病との関連性について明らかにすることにより、無侵襲下に得られる生体情報を歯科疾患の診断や治療後のモニターに応用する目的で、呼気中のアンモニアおよびメチルメルカプタン濃度を測定する簡便な方法確立について検討した。 その結果、呼気中の揮発性硫化物が低い被険者に対しては1%メチオニン溶液20mlで30秒間洗口させ、5分後に呼気中のメチルメルカプタン濃度を測定することにより、約10倍程度感度の上昇が認められた。また、呼気中のアンモニア濃度が低い被険者に対しては2%尿素溶液20mlで30秒間洗口させ、5分後に呼気中のメチルメルカプタン濃度を測定することにより、洗口前に検出されない被険者においても検出が可能になった。以上の結果から、1%メチオニン溶液あるいは2%尿素溶液で洗口する負荷試験により、将来的に口臭が発生する潜在的口臭予備患者の検出が可能になる可能性が示唆された。
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