2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12878079
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Research Institution | Kurume National College of Technology |
Principal Investigator |
今井 良一 久留米工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (60044260)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 陽介 中央精機(株), 技術開発室, 室長
中尾 哲也 久留米工業高等専門学校, 機械工学科, 講師 (40332085)
橋村 真治 久留米工業高等専門学校, 機械工学科, 講師 (90290824)
岩月 恵司 中央精機(株), 技術開発室, 主任研究員
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Keywords | 省エネルギ / インテリジェントホイール / 自動車 / エネルギ回収 / エネルギ再利用 / プロセス |
Research Abstract |
本研究の目的は、自動車の制動エネルギをフライホイールの回転エネルギとして蓄え、発進の際にそのエネルギを利用することによって、省エネルギを実現するインテリジェントホイールを開発することである。 プロトータイプの装置やエネルギの回収-移送-蓄積-移送-再利用のプロセスを事前把握するため12年度では予備実験・研究を行った。そして、次のl-3の成果を得た。 1 予備実験モデルを製作した。このモデルは、DC電源、電気回路、DCモータ2台、ホイールAとBとで構成されている。自動車タイヤをホイールA、インテリジェントホイールをホイールBに対応させた。ホイールAとBは、それぞれのDCモータに連結した。また、ホイールAに回転エネルギを与え、そのエネルギ回収-移送-蓄積-移送-再利用のプロセスを実現できた。 2 ホイールAの回転エネルギの約37%がホイールBへ移送-蓄積された。このことから、ホイールAの全回転エネルギの約10%がホイールAの回転エネルギとして再利用可能と推定できた。 3 自動車の運動エネルギを制動時に回収する効率を向上させることやこのエネルギを蓄積するための合理的方法を検討しなければならないことが分った。
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