2014 Fiscal Year Annual Research Report
体幹部深層筋の筋力発揮特性の検討及び振動を用いたトレーニング法の深層筋への効果
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12J08373
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大澤 祐介 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | stretching / intervention / vibration / review |
Outline of Annual Research Achievements |
定期的にストレッチングなど柔軟性を向上させる運動を実施することによって柔軟性関連の指標(関節可動域や筋腱スティフネスなど)が改善することが示されている。近年、ストレッチングを補助する各種器具が市販されているが、エビデンスが確立したものは少ない。そこで、本研究では、健常な中高齢女性32名(56.9±7.4歳)を対象に8週間の静的ストレッチングにストレッチング補助器具を使用することによる関節可動域、筋機能および筋スティフネスへの影響を検討する無作為化比較試験を実施した(研究1)。8週間の介入期間終了後、長座位体前屈、左右開脚時の骨盤前傾角および外側ハムストリング近位部の筋硬度においてEX群と比較してEX-SC群のほうが有意に改善した。研究1の結果から、静的ストレッチングにおいて専用のクッションを用いることによって、対象筋の筋硬度が低下し、可動域が増大するなど柔軟性を改善する上で有益である可能性が示された。 また、運動プログラムおよびリハビリテーションにおいて振動を用いることの有用性を明らかにするために、トレーニングの有疾患者またはリハビリテーションプログラムへの適用可能性を検討する文献調査(研究2)、振動を利用したトレーニングに関する標準化したプロトコルを検討するための文献調査(研究3)を実施した。研究2でメタアナリシスを行った結果、ACL再建術後に行う従来のリハビリテーションプログラムと比較して振動を用いたリハビリテーションプログラムでは、膝関節位置覚テストが有意に改善した。一方、研究3の結果では、健常者を対象にWBVとレジスタンス・トレーニングを組み合わせた際の筋力および筋パワーへの改善効果をみたとき、WBVを組み合わせることによる付加効果は認められなかった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)