2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13410089
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Research Institution | Kyoei Gakuen Junior College |
Principal Investigator |
山田 千明 共栄学園短期大学, 社会福祉学科, 講師 (50302360)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保田 力 浜松大学, 経営情報学部, 助教授 (90234492)
廿日出 里美 安田女子短期大学, 保育科, 助教授 (40248323)
塘 利枝子 平安女学院大学, 現代文化学部, 助教授 (00300335)
柴山 真琴 鎌倉女子大学, 児童学部, 教授 (40350566)
松尾 知明 国立教育政策研究所, 初等中等教育研究部, 主任研究官 (80320993)
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Keywords | 国際情報交換 / 台湾:韓国:中国:日本 / 保育所 / 幼稚園 / フィールドワーク / 多文化 |
Research Abstract |
本研究の最終年度にあたる今年度は、平成13年度および14年度実施の海外および国内でのフィールドワークから得られたデータを分析し、アジアにおける異文化理解の特性について検討を加えた。また、3年間の研究成果を最終報告書としてまとめるために、乳幼児期に異文化で育つことの意味と子ども達への支援のあり方について、詳細なデータに基づいた総合的な分析と考察を行い、多文化社会における発達支援システム構築へのアプローチを試みた。1.総合的な分析および考察 各人が3年間にわたって実施したフィールドワークのデータを整理し、分析観点、方法、内容について全体討議を行い、総合的な分析および考察を行った。2.研究会の開催と最終報告にむけての情報交換 最終報告書作成の打合せ等のための研究会を開催した。各領域の議論を深めると共に、各領域の特徴や共通する課題を検討した。3.学会発表 研究代表者および分担者は研究成果を学会で多数発表した。主なものは次の通りである。「日本の幼稚園・保育所における異文化理解教育体系化の試み-中国・台湾・韓国・日本の実践事例を手がかりに-」(日本保育学会第56回大会自主シンポジウム/03年5月/企画者:久保田力、司会者:山田千明、発表者:山田千明、塘利枝子、廿日出里美、柴山真琴、指定討論者:松尾知明)、「平和な世界、平和な時代を創造するために〜今、子どもたちのために何をなすべきか〜」(国際幼児教育学会第24回大会シンポジウム/03年10月/山田千明がシンポジストの1人となる)。「文化に内在する発達期待は子どもの『自己』をどのように形成するか」(日本心理学会第67回大会自主シンポジウム/03年9月/発表者:塘利枝子)4.研究報告書の作成 3年間の研究成果をまとめ、最終報告書として『多文化に生きる子どもたち-乳幼児期からの異文化間教育-』を発行した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 山田 千明: "多様性を尊重する感性を育てる-幼児期からの多文化教育-"地域研究(山梨県立女子短大). 第3号. 1-14 (2003)
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[Publications] 山田 千明: "アンチバイアス教育の視点を導入した国際理解教育(2)-三重県上野市立H小学校の実践の評価より-"比較・国際教育(筑波大学 比較・国際教育学研究室). 第12号. 25-38 (2004)
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[Publications] 山田 千明: "多文化保育学習材作成の試み-学生によるオリジナルパネルシアター"共栄児童福祉研究. 第11号. 23-28 (2004)
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[Publications] 山田 千明: "多分化に配慮した家族援助"共栄児童福祉研究. 第11号. 29-34 (2004)
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[Publications] 塘 利枝子: "日本・韓国・中国の小学校教科書に反映された親役割の変化:親役割の変化と社会状況との関係"平安女学院大学研究年報. 第4号. 31-46 (2004)
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[Publications] 塘 利枝子: "子離れの国際比較:韓国・中国・台湾からの報告"児童心理. 57巻7号. 102-106 (2003)